住まい手は30代の若夫婦と女の子。ご主人の車いす生活に対応したバリアフリー住宅です。阿部建設ならではのバリアフリーポイント満載!洗練されたデザインがご家族の豊かな時間を紡いでいきます。
その1. 玄関に段差をつけて、砂埃を防ぐ
車いす仕様の場合、床に段差がないフラットな住まいをイメージする方も多いと思いますが、こちらの玄関は砂埃を室内に上げないよう、土間と玄関ホールに20mmの段差をつけています。一つ一つ住まい手の身体に合わせて計画し、少々の段差が問題ないようであれば採用しています。
その2. 車いすの移乗スペースを設ける
室内外の車いすを乗り分けて生活されているため、玄関に移乗スペースを設けました。車いすの旋回がしやすく、かつご家族の方もその横を通れるようなゆとりの広さです。玄関から寝室とリビング、それぞれに繋がる動線をつくることで、車いす利用者も健常者も互いに干渉せずストレスがないよう計画しました。
その3. 車いすから移乗しやすい小上がりスペース
リビングの一角に、車いすも使いやすいようデザインした小上がりスペースを設けました。高さはもちろんのこと、式台を少し跳ね出すことで、移乗がしやすい角度で車いすを横付けすることが可能です。下には深めの引き出しをつくり、押し入れのような使い方も可能です。
その4. 車いすに乗ったまま快適に使える造作キッチン
毎日の食事をつくるキッチン。車いすのご主人も料理がしやすいようコの字型を採用しました。横移動のI型キッチンよりコの字型のキッチンで旋回するほうが移動距離も短く、作業によっては旋回も必要ありません。カウンター下はご主人の膝が入るよう高さを調整しています。使い方に合わせてシンクの深さを考慮したり、食器棚を設けたり。カウンター下にキッチンワゴンが置けるように工夫するなど、住まい手に合わせて細部まで設計し、かたちにしました。
その5. 住まい手に合わせたトイレ
車いす利用者にとってトイレは大切な場所です。旋回がしやすいよう十分なスペースを設けることはもちろん、便器に座った時の壁や手すりとの距離も、実際に設置する便器を使いながら1cm単位で位置を決めました。手すりを兼ねたひじ掛けには、広葉樹の中でも温かみのあるウォルナットを採用しています。
その他、通路や洗面空間、全館空調、建具など、細かな部分まで配慮し設計することで、車いすの方はもちろん、ご家族みんなが快適に安心して過ごせる空間が実現しました。バリアフリーが行き届いた住まいは、誰にとっても心地よいと感じられる空間です。ぜひ現地でご体感ください。
※今回の見学会場の建築中の写真です。
<住まいの基本DATA> 木造2階建 / 敷地面積 170.08㎡(51.44坪) / 延床面積 89.01㎡(26.93坪)
● お願い
・お子様連れのお客さまは、お子様から目を離さないよう、抱っこ又は手を繋ぐなどしてご見学をお願いいたします。状況により会場の外で待機していただく場合があります。あらかじめご了承ください。
お申し込み後に、詳しいご案内をメールにてお送りいたします。お申し込み後に自動返信のメールが届きますが、その後に送られてくる弊社からの個別メールもって予約確定となります。届きましたら内容のご確認をお願いいたします。
開催場所 |
刈谷市 |
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費用 | 無料 |
日時 | 2025.05.17(土)10:00 より開催 〜 2025.05.18(日)16:00 開催終了 |
対象者 |
阿部建設で家づくりをお考えの方 |
お問い合わせ |
広報 落合 |
注意事項 |
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