庭を望むダイニングのある家O様邸

お子様の成長を見守り、愛犬との暮らしを快適に。
家事動線がスムーズな機能性を備えつつ、
心やすらぐ住まいを実現。

イメージしたのは、シンプルで明るく温もりのある木の家

奥様 これから子どもがどんどん成長していきますし、犬を飼っていることもあって、以前住んでいた分譲住宅が手狭になり、新しい住まいをつくろうと考えました。まずは土地探しから始めようとインターネットなどで情報収集。ポイントはある程度の広さを大切にしました。実は、結果的に選んだこのエリアは結婚前に住んでいたまちなんです。以前の分譲住宅は駅近で便利でしたが、今回は駅から近くなくても職場に通えればいいよねって。一生暮らす家にしたかったので、広さを優先したんです。かつての土地勘もあったし、ちょうど空いていた土地を見つけたのでここを選び、家づくりをスタートしました。

奥様 それで住宅展示場やモデルハウスを見学しました。いくつか見て回るうち、新しい家のイメージは主人も私も「シンプルで温もりのある木の家」に集約されていったのです。「かっこいい」より、「温もり」「明るさ」を大事にしたいなって。
「木の家」を手がけている阿部建設へは黒川の本社ショールームに行きましたね。ヒアリングでこちらの希望を伝え、後日、阿部建設とコラボしている連合設計という設計事務所も一緒にプランを提案してくれました。その間取りが斬新というか新鮮な感じだったんです。洗濯物を洗って干して畳める「ランドリースペースとキッチンを行き来しやすいように」という要望を踏まえた間取りは、浴室が建物の一番南にあり、その北の隣室にランドリースペースと洗面室、そしてキッチンへとつながっています。また、テラスに面した“南側”の部屋は一般的にはリビングというイメージでしたが、間取り図ではダイニングです。「これからはダイニングに集まる暮らしになるのではないか」という提案でした。南北に細長い敷地を考慮して機能的になっているし、雰囲気も素敵です。他社でもプランを出してくれたのですが、スペースの取り方がもったいないなという感じで…。

ご主人 機能面に加え、こちらの課題に対して「考えます」と検討してくれる姿勢が印象的でした。私たちと一緒に考え、とことん付き合ってくれそうだと阿部建設を選んだのです。

奥様 家づくりにあたって、遊びに来てくれた「お客さんの視線が気になる」ことも伝えました。そうしたら、お客さんになるべく生活感を感じさせないようにと、トイレの手洗い場と家族の洗面室を別々に分けてくれたんです。やはり洗面室には家族それぞれが使っている日用品が並びますから。洗面室の扉を閉めると、キッチン側から目隠しになり視線を遮れます。

ご主人 僕は庭を見ながらコーヒーやお酒を楽しみたいということと、犬専用スペースがほしいということを伝えました。以前から、室内に犬のハウスを置くと、ハウスの上に広がる空間がムダだなと思っていて…。すると、“階段下”を「ハウス」と「収納スペース」に活用しようと提案してくれたんです。犬に圧迫感がないように、階段の間から犬が顔をのぞかせられるちょっとした隙間もつくろうと、設計士さんがイラストを描いて説明してくれました。これなら空間を効率的に使え、犬にとっても良さそうだとスッキリしましたね。

住まいの中も外も「いいなぁ」と実感。一生、心地よく暮らしていきたい

ご主人 完成した家は予想以上に明るいです。両側に他の家が建っていても、室内に光が入ってきて明るさを感じます。外観も気に入っていて、特に庭から建物を望んだ時の窓と軒がつくる景色や、軒裏の木と壁の白さとの調和が好きです。玄関から見る外観も、夜帰って来ると明かりが灯っていて「いいなぁ」としみじみ感じます。

奥様 私はリビングのソファに座って、吹き抜け越しに空を見上げると気持ちよくて癒されます。隣家はあっても、空しか見えなくて開放感があるんです。そこからは庭や室内全体を見渡せ、オークの無垢材の床や家具を眺めながら「いいおうちだなぁ」と実感しますね。以前の家より、気持ちがゆったりしたように感じます。
家事の面ではランドリースペースが便利で、室内に干しても陽の光が当たって気持ちよく乾くのがうれしいですね。外干しもできますが、室内干しばかりになりました。洗面室も2人で使えるほどの広さで快適です。洗面台は鏡を移動式にして奥に収納棚を設けてもらったので使い勝手も抜群。当初のプランではおしゃれな雰囲気でしたが、小物がごちゃごちゃするのを避けたくて収納力を高めてもらいました。こうした細かい要望に対応してくれたのも阿部建設と連合設計の良さですね。

ご主人 細かいところですが、勝手口は必要な一方、夜間は勝手口を通して室内に灯りが点いていることが戸外から分かるため、防犯面で気がかりでした。その解決法として、勝手口の室内側に木の扉を取り付けてくれたんです。二重扉になることで、灯りが外にもれませんし保温性も良くなりました。

奥様 冬はパッシブ冷暖のおかげで、家に一歩入った瞬間から暖かいのも気に入っています。足元から家全体に温もりを感じますし、冬は2階のエアコンをまったく使いませんね。 また、子どもは家の中や庭でよく遊ぶようになりました。3帖ほどの畳の小上がりで座ったり寝転がったり。おもちゃを広げても小上がりだけで収まるので、部屋全体は散らからず助かっています。

奥様 この家では1階にいても2階にいても、声や気配からつながりを感じます。これから一生ここで心地よく暮らしていけたらと思います。近いうちに庭にテーブルを置いて、休日はブランチを楽しみたいですね。

ご主人 子どもはまだ小さいですが、成長して将来結婚しその子どもが生まれたら、子や孫が気軽に遊びに来てくれるといいな、と思い描いています。ダイニングでお茶したり、リビングでのんびりしたり…今の家族でも、未来の家族でも、何気ないそんな幸せな時間をたくさん持てるといいですね。

※O様邸は、連合設計社市谷建築事務所と阿部建設とのコラボレーションによって生まれた住まいです。プラン提案から施工管理まで注文住宅にこだわる2社が協働することで、ご家族の暮らしに寄り添う心地よい住まいを実現します。