あなただけの家をつくるために – 年間着工棟数24棟限定について –2018.08.10

はじめまして。今年4月に入社した設計の香取です。阿部建設の家づくりに共感し、就職を機に千葉県から名古屋に引っ越してきました!入社して4ヵ月、新入社員の私が「お客さま目線」と「家づくりに関わるスタッフとしての目線」半分半分で、年間24棟限定について考えてみようと思います。
はじめて年間24棟限定という言葉を聞いたのは会社説明会の時でした。「限定」という言葉を聞いた時、最初はなんとなくセールスコピーで使われるようなイメージを持ちました。しかし、毎日設計担当として働くうちに、この「限定」という言葉の本当の意味が分かってきました。

 


 
阿部建設のパンフレットには、「阿部建設では、注文住宅の施工をあえて年間24棟に限定しています。すべてのご家族と、しっかりお付き合いできる適正数と考えているから。また、施工品質も妥協しないための24棟です。」と示されています。フルオーダーで一人一人のお客様に寄り添い、高いクオリティの「お客様だけの家」を実現するためだということがわかりました。
 
実際に仕事をしている中で驚いたことは、着工するまでの打ち合わせに費やす時間とエネルギー量の多さでした。打ち合わせでは本当に細かいところまで一つ一つ丁寧に、納得するまで決めていきます。また、棟数を限定して家づくりをしているため、設計段階のお客様、また、竣工してお引き渡しをしたお客様のお名前・どんなお家か、多くのスタッフが覚えています。お客様のお名前、お家、どんな方かを分かった上で設計・施工・メンテナンスができることは、私たちにとってもとても嬉しいことで、お客様にも安心していただけるのでは、と思っています。このような家づくりだからこそ、年間24棟に限定することで、お客さま一人一人異なるプラン・雰囲気を持ったフルオーダーの「お客様だけの家」を実現できるのだなと分かりました。
 

 
また、阿部建設の家づくりでは既成品を使わず、手仕事で造作材(建具や家具など)をつくることがほとんどです。ここにも年間24棟に限定する大きな意味があります。「つくることを無限化する」という考えのもとに、お客様の様々なご要望を実現させるためには、職人さんの技術は不可欠です。そして最大限その技術を発揮するためには、時間と労力が必要になります。こういった点からも年間24棟が適正な数となっています。また、社員大工がいるということも高いクオリティを保つと共に、知った顔の人がつくるという安心感があります。
 

 
家をつくることはお客様にとっても、私たちにとっても、とてもエネルギーを使います。その中で「これで行こう!」となった時が家づくりで楽しい瞬間だと思います。機会があれば、「私だけの家」が建った瞬間がどのような思いなのか、ぜひお客様一人一人にヒアリングしてみたいです。こだわりを持ったと素敵な暮らしを想像されているお客様と、熱量と誠実さで溢れた先輩達から毎日勉強させて頂くことばかりですが、私自身もお客様に寄り添いながら、想いを形にできる設計者を目指していきたいです。一人でも多くのお客様に家づくりの楽しさを感じていただけるようにお手伝いをしながら、日々精進していきます!

設計・技術 香取

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