阿部建設にはコンセプトの異なるモデルハウス・ショールームが3棟あり、そのどれも「木」の温かみや素材の特徴を活かしたものになっています。そんな空間をより引き立ててくれるのが、こだわりのインテリアです。くらしのイメージを膨らませたり、「木の家」と相性のよい、自分好みのデザインを見つけるきっかけにもしていただけたら・・・と思っています。
嬉しいことに、ご来場のお客さまから「この家具(小物)はどちらのものですか?」とよくご質問をいただきます。そこで今回は、モデルハウス来場のお客さまが気になったインテリアをご紹介します。今回は「手しごとの家」のリビング・ダイニングのインテリアです。
リビングのソファ
<マルニ木工 HIROSHIMA> 2人掛けソファ / 脚部:オーク(C-0/ウレタン:ナチュラルクリア)
マルニ木工さんについて・・・・
木を使った「100年後も愛される家具」を目指して、モノづくりを続けている老舗メーカーさんです。長年培ってきた技術や日本独自の木に対する美意識(伝統)と外部デザイナーを登用した国際的なデザイン感覚(革新)の融合で、新しい定番を生み出し世界に発信しています。シンプルで美しくくらしに溶け込む木工家具は、木の魅力を引き出すデザインと、職人による精緻なモノづくりによって生まれています。
その中でも今回採用したのは、日本を代表するプロダクトデザインナー深澤 直人さんデザインの「HIROSHIMAシリーズ」のソファ。上品で優しい印象の佇まいは、飽きのこないシンプルさと堅牢さを兼ね備えており、どの角度から見ても美しいデザインです。
選んだ張地は、ダークブラウンの色味です。シンプルな表情ながら奥行を感じさせる美しさがあり、テフロン防汚撥水加工がされています。カバーリング仕様はドライクリーニングが可能です。
今回のモデルハウスではバルコニー窓の前に配置しています。低めの背の抜け感によって、空間を遮ることなくバルコニーまで緩やかにつないでくれています。上質な重厚感の中にも軽やかさを感じる、座る人をゆったりと包み込んでくれるようなソファです。
ダイニングチェア
<マルニ木工 HIROSHIMA> アームチェア /オーク(NB-1/オイル:ナチュラルクリア)
マルニ木工さんからもうひとつ。
ダイニングの椅子は、ソファと同じく「HIROSHIMAシリーズ」のアームチェアです。こちらは2008年の発表以降、世界中にファンを増やしているマルニ木工の代表的なチェアです。特徴は、シーンにこだわらず、あらゆる場所で長く使えることを想定したシンプルで精緻な構造。特に背からアームにかけての緩やかなカーブは、思わず撫でたくなる美しさです。
実際にお客さまとの打ち合わせなどで座る機会も多いのですが、ゆったりめの座は長時間でも疲れず体にフィットするような感覚で、座り心地のよさも魅力の一つだと思います。
手しごとの家の土壁の質感や色合いに馴染み、木の家の空間にそっと寄り添う、そんなチェアです。
どの家具にもストーリーがあり、職人さんやデザイナーの方々の思いが込められています。家づくりと同じように、身体に直接触れ、空間に置かれる家具も、心地よさや好みは人それぞれ。また、インテリアによって住まいの印象も大きく変わってきます。ぜひインテリアも検討しながら家づくりを進めてみてはいかがでしょうか?
これからも少しずつご紹介していけたらと思っています。
広報 津金