変わる道具、変わらない力2025.09.10

大工仕事を支える道具たち。
手作業が中心だった時代から現代の電動工具まで、大きな変化がありました。
けれど、どれほど道具が進化しても変わらないものも確かにあります。
 
昔ながらの「七つ道具」とは


かつて大工仕事の基本とされた「七つ道具」。
のこぎり、金槌、墨壺(すみつぼ)、差し金、鉋(カンナ)、錐(きり)、ちょうな(手斧)など。
すべて職人たちの手によって使いこなされ、多くの建物を生み出してきました。
道具ひとつひとつに意味があり、職人の経験と腕がものを言う世界。
技術の工業化が飛躍的に進んだ現代でも、その本質は、大工の“基礎”として大切に受け継がれています。
 

 
現代の道具はどこまで進化したのか


時代とともに、大工道具も大きく進化を遂げました。
丸ノコやインパクトドライバー、電動鉋といった電動工具は今や現場の主力。
作業効率が飛躍的に向上し、品質や安全性も確実に高まっています。
レーザー墨出し器やデジタル測定器などの導入で、精度も次のレベルへ。
道具の進化は、働く環境や現場のあり方そのものを変えつつあります。
 

 
道具だけでは成り立たない現場


けれど、いかに道具が高性能になっても、それを使いこなすのは“人の手”。
人と道具、どちらが欠けてもいい仕事はできません。
職人の長年の経験で培われた感覚と確かな技量があってこそ、“道具”というのは本領を発揮するもの。
厳しい環境の中でも、現場を支え、確実に仕事を進めていくその姿に私たちはいつも助けられています。
 

 

“人の手”がつくる、信頼のものづくり


昔の七つ道具から今の電動工具へと、道具は進化を続けていますが、変わらないのは“人の力”の尊さです。
自信を持ってお客様にご提案できるのも、安心して工事を進められるのも、日々現場を支えてくれる職人の方たちがいてこそ。
暑い日も寒い日も、ひたむきに仕事に向き合う姿に、尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも、技術だけでなく心も大切にしながら、信頼できる仲間たちとともにお客様に喜んでいただけるものづくりを続けていきます。
 
いつも本当にありがとうございます。
そして今日も、ご安全に。
 
 

メンテナンス・リフォーム部 永田

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