「池を望む家」完成見学会を開催しました2020.12.25

12月12日、名古屋市昭和区にて今年最後の完成見学会が開催されました。タイトルの通り、こちらのお住まいは道路を挟んだ目の前に大きな池(隼人池)のある敷地環境です。土曜日だったので池の周りを散歩している人も多く見られ、のどかな風景が広がっていました。冷たい風が吹く肌寒い日でしたが、エアボレーという全館空調のおかげでお家の中はとても暖かく快適。温熱環境を肌で体感できるのも見学会の良いところだなと感じました。
 

 
さて、この住まいの大きな特徴はLDKとバルコニーです。LDKを2階にもっていくことで目の前の池が借景となり、自然を取り込んだ雄大な空間をつくりだしていました。
 

 

 
そんなLDKからフラットで繋がるバルコニーもとても魅力的です。セカンドリビングとしても活躍し、暖かい春などはテーブルと椅子を出して食事を愉しんだり、暑い夏はお子さんとプールで水遊びをしたり・・・。想像するだけでワクワクするような、多目的に使える空間です。そして何より、移ろいゆく景色から四季を感じられること、それがくらしの一部になることが、とても幸せだなと思いました。
 

 
見学会当日もバルコニーからお子さまの楽しそうな声が聞こえてきて、微笑ましい気持ちになりました。広くて眺めの良いバルコニーは大人も子どももテンションが上がりますよね。
 

 
また、こちらのお施主さまは弊社のモデルハウス“手しごとの家”を気に入って下さったため、それと近い形の和室を実現させました。上部の欄間はモデルハウスと同じ組子欄間が採用されています。
 

 
仏壇は壁掛けでコンパクトに。こぶしの床柱や竹の天井など細部までこだわり、茶室などで使用される聚楽壁を用いることで3帖ながらも風格ある和室を実現しています。格子状の障子から柔らかな明かりが入るのも素敵なアクセントになっています。
 

 
実際に来ていただいたお客さまからのお声として多かったのは、壁や床などの仕様について。それもそのはず、このお住まいは空間の要所要所で素材を変えています。LDKなどのベースとなる壁は、ザラザラとした質感が模様になる、風合い豊かな “薩摩中霧島壁”を採用。床は色の濃いチーク材を使い、落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
 

 

 
天井は杉の板張り仕上げです。真っ白な漆喰の天井はすっきりとした良さがありますが、木の天井は温かみがあって愛らしい感じがとても好きです。勾配天井では堂々たる雰囲気も感じられます。
 

 
各居室は、過ごし方や好みに合わせて床の素材を変えたり、アクセントクロスを用いたりしています。例えば寝室や書斎は吸音効果のあるタイルカーペットに。テレビを見てくつろいだり、テレワークを行う際にも音漏れの軽減に繋がります。
 

 

 
脱衣室、洗面室などの水まわりは水に強い麻素材のタイルを採用。
 

 
そんな中、特に印象に残っているのはパントリーです。隣のLDKの和モダンな雰囲気とはうってかわって、花柄のクロスに囲まれた空間です。初めは驚きましたが何度も出入りしているうちに、この模様が本当に大好きでそんな空間で過ごすことが出来たら、それはどんなに嬉しいことだろうかと考えました。自分たちだけのたったひとつの住まいだからこそ、毎日心が弾むような、胸がときめく空間にしたいですよね。私は直接お会いしてお聞ききしたわけではありませんが、お施主さまの家づくりへの想いやこだわりが伝わってくるようでした。
 

 

全体として上質な印象のお住まいですが、素材が変わると空間の雰囲気もガラッと変わります。入社してからいくつものお住まいを見てきましたが、1つの住宅の中で空間ごとに表情が変化するのはとても新鮮でした。素材が持つ力を改めて感じることができ、同じようにご来場のお客さまにも体感していただけたのではないでしょうか。施工事例でも改めてご紹介できたらと思っています!
 

 
家づくりで大事にしていることは、人それぞれです。一つひとつ異なる想いに応えることが私たちの“オーダーメイドの家づくり”です。完成見学会にいくつか足を運んでいただくと、一軒一軒雰囲気の異なる住まい体感していただけると思います。ぜひお気軽にご参加下さい。スタッフ一同お待ちしております。
 
 

設計 外石

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