“良いものは繋がっていく” 幸せな循環 – 後編2022.07.28

先月の25日、26日に尾張旭市で開催された「二世帯がくらす、夢を叶える空間とセカンドリビングのある家」完成見学会。
 
この日、私は既に何度か打ち合わせを重ねているお客さまをご案内しました。いつも座って図面上で打ち合わせをしているので、会社以外の場所で担当のお客さまにお会いするのはとても新鮮。見学会場で実際のお家を見ながらお話をする方が、私たちはもちろん、お客さまも心なしかワクワクしているように見えました。
 

 
このお住まいはLDKが広く解放感があり、吹き抜けのスケルトン階段がその開放感をより際立たせていました。
 

 
置かれている家具もお施主さまのこだわりが感じられ、ご来場のお客さまから見ても魅力的だったようです。お施主さまに直接お会いしたことはありませんが、2世帯で賑やかに暮らしている様子が目に浮かびました。
 

 
打ち合わせ中の図面を片手に見学していると、様々なことが体感的に理解できるようになると感じます。例えば、図面を見ているだけではイメージしにくい“寸法感覚”がよりリアルになること。1m82cmのトイレと1m60cmのトイレでは、広さはどのくらい変わるのでしょうか。これを図面だけで理解するのはとても難しいことです。「今の計画では、この空間から20センチ広くなった位置に壁がきます」と、より具体的に目で見える形で落とし込むことができます。
 

 
また、是非着目していただきたいのは、無垢フローリングの“足触り”です。今回のお住まいの床に使われたのはナラ材。硬く重さがあり、上質な家具に使われることも多い木です。和室の一部は桧を使用していたのですが、足を乗せるとナラとは少し硬さが違うことが分かります。これは樹種の違いによるものです。ナラやチークといった広葉樹と、杉や桧といった針葉樹では樹木の組織が異なります。広葉樹は硬く重いため傷に強く、針葉樹は柔らかく軽いために足腰への負担が少ないのが良い点です。どの木材にも一長一短ありますが、このようなことも口でご説明するよりも、体感していただく方が早いです。”百聞は一見にしかず”ですね。
 

 
お客様とのお打ち合わせの中で、見学会のお話が出ることがあります。同じものを見ているため、イメージを共有しやすく「この間見学したお家の、あんな雰囲気にしたいです」なんて言葉を聞くことも。社内の打ち合わせでも、過去に竣工したお住まいの話が出ることもよくあります。
 

 

一軒一軒こだわりを持ったフルオーダーだからこそ、良いものは家からまた別の家へと繋がっていく。そうやって阿部建設は続いてきたのだと思いますし、そんな循環が幸せなことだなと思います。
見学会がお客さまにとって、住まいを考える濃い時間になっていただければ・・・と思っています。
 


 
ご協力いただきましたお施主さま、ご来場くださった皆さま、ありがとうございました。
 
来月は、OMXが体感できる「大曽根の家」見学会を開催します。

皆様のご来場をスタッフ一同お待ちしております。
 

 

設計 外石

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