2月22日、創業120周年記念式典を開催しました。
お天気にも恵まれた今回の式典には、来賓の皆さま、オーナーの皆さま、協力業者の皆さま、そして社員の家族など、大変多くの方々にご参加いただきました。
本当にありがとうございます。

第一部の式典会場は、名古屋能楽堂です。
能や狂言など、日本独自の伝統芸能に触れられる格式高い空間として知られており、私自身、訪れたのは今回が初めて。
こんな機会でもなければ訪れることのなかった建物に、自然と胸が高鳴りました。

式典が始まると、代表の阿部の挨拶に続き、来賓の皆さまからあたたかいご祝辞をいただきました。
阿部建設に新卒で入社して25年。
そこそこ長く勤めていますが、普段は社内にいる人間として、外から見た阿部建設のことを聞く機会はそう多くありません。
「阿部建設さんとは」「阿部さんは」――そんな言葉を耳にするたび、入社してからこれまでのさまざまな出来事が思い出され、改めて、日々の仕事は多くの方々との信頼関係の上に成り立っているのだと実感しました。

式典のなかでは、「120年の軌跡 ともに語る、阿部建設の歩み」と題し、阿部建設と縁の深い方々とこれまでの歴史や挑戦などを語り合う時間があり、私も社員代表として登壇しお話させていただきました。
120年の歴史の背景には、目まぐるしく変化してきた社会の流れがあり、その時々にさまざまな決断を重ねてきた歩みがありました。
そして、そこには必ず同じ、業界で切磋琢磨してきた“仲間”の存在があります。
その方々から語られる言葉の一つひとつには大きな重みがあり、120年という時間は単なる年表ではなく、人と人とのつながりの上に積み重ねられてきたものなのだと感じました。

私自身がこれまでを振り返るなかで、今の阿部建設にとってのひとつの転機となったのは、社長の阿部が事故で車いす生活になったことだと感じています。
車いす生活になる前と後の両方を知っている社員は実はそう多くなく、事故当時のことは特に印象深く残っています。
事故後に初めて会った時、なんと声を掛ければよいか迷っていた私のもとに、社長がさっと近づいてきて、
「こんなふうになりましたが、これからはこれも自分の強みにしていきますね。」と一言。
当時は、なんてすごい人なんだ…とただただ衝撃を受けましたが、なぜ阿部建設がここまで続いてきたのか、今になって思うと、その答えの一つが、あのときのやりとりの中にもあったのではないかと感じています。

さて第二部は、会場をコートヤード・バイ・マリオットに移して歓談の時間です。
美味しいお酒とお料理が並ぶなか、先ほどまでの式典の緊張感もほどけ、会場にはいつもの笑顔と会話があふれていました。




“建てて終わりではなく、建てた後も続いていく関係”。
そんな阿部建設が大切にしてきた、皆さまとのあたたかな交流がそこにはあり、阿部建設らしい時間が流れているようで、とても嬉しく感じました。



こうして120年を迎えられたのは、支えてくださった多くの皆さまのおかげです。
これからも私たちは「ひとと向き合い、建築と向き合う。」
その使命を胸に、次の100年へ向けて挑戦を続けてまいります。
今後とも、阿部建設をよろしくお願いいたします。
工事部 戸松