【住まいの性能を考える】その①「家の隙間」はどのぐらい?2017.11.24

「家の隙間」と聞いて、ピンときますか?
昔の家は隙間風がひどくて・・・。なんて話をすると、イメージしやすいかもしれません。

 

家づくりを検討中にたくさん目にする「高気密・高断熱」の文字。今や住宅の基本性能となっています。でも高気密って一体なんでしょう?

 

ずばり、
「家の隙間が少ない住宅=気密の高い住宅」。

 

 

家には様々な「隙間」が存在しています。
分かりやすいところで言えば換気設備。これは外気を強制的に取り入れる一つの大きな「隙間」です。しかし、これは「必要な隙間」とも言えます。それ以外にも柱や壁の間など、建材同士の接合部分にも隙間が生じます。これらは「不必要な隙間・できる限り無くしたい隙間」。
それらをなくすことで、気密性は高くなります。

 

高断熱の性能を発揮するには、高気密であることが不可欠。
例えば、冬の寒い時期にいくらコートやマフラーで厚着しても所々に穴があいていたら、残念ながら暖かさは半減してしまいますよね。

 

 

高気密住宅は、床、壁、天井、窓などあらゆる面の隙間を少なくし、外気の出入りを極力減らすことで、温熱環境の向上やランニングコストの削減、結露防止など、様々なメリットが生まれる住宅です。

 

次回は気密性能の基本をお伝えします。

 

設計 斉藤

この記事をシェアする

関連するブログ記事

ブログトップに戻る