【住まいの性能を考える】その②気密性能ってどんなもの?2017.11.29

高気密住宅が良いことはわかったけれど、気密性能って一体どんなもの?
本当に私の家って高気密なの?という疑問を解消するための方法として、専用機器を使って測定する「気密測定」というものがあります。

 

これで測定するのは、建物の隙間の量。
測定した隙間の量を元に性能レベルを知ることができます。

 

気密性能を表す数値は【C値】で表され、相当隙間面積とも言われます。下のような計算に当てはめることで求められ、C値の値が小さいほど気密性能は高くなります。

1992年の省エネ法改正以降、C値が5㎠/㎡以下のものを気密住宅と言います。

 

また、住宅金融公庫では、気密住宅の指針となる「次世代省エネ基準」をもとに、地域ごとの気象条件などを考慮した上で、下記のような基準を定めています。

 

私たちの家づくりでは、気密住宅に分類される2〜4㎠/㎡を基準としています。やみくもに高い数値を突き詰めていくのではなく(その分コストも上がります)、地域ごとに必要とされる気密性能の範囲になるように施工を行っています。

 

次回は気密測定についてお伝えします。

設計 斉藤

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