住宅建築の際の補助金制度をご存知ですか?
工務店で家づくりをお考えの方には「地域型住宅グリーン化事業」はぜひ知っておいていただきたい補助金制度です。
「地域型住宅グリーン化事業」とは、長期優良住宅などの省エネルギー性能や耐久性能等に優れた木造住宅を対象にした補助事業です。ポイントは以下の3つ。
① 地域の中小工務店が建てる高性能住宅が対象。
全国規模のハウスメーカーは対象外となっています。工務店で家づくりをお考えのみなさまにはぜひ積極的に活用していただきたい制度です。
② 国土交通省の採択を受けた「グループ」に所属する施工事業者への依頼が必要。
この事業では地域の中小工務店を中心に、建材流通・製材・プレカット等の住宅生産に係る事業者で「グループ」を構成します。グループでは、家づくりの考え方や性能、維持管理に関連する共通ルールを策定し、より良い住宅の普及に向けて取り組んでいます。施工業者がこの事業に参加していないと、高性能住宅を建てたとしても補助金の対象外となってしまいます。
●この事業に参加しているグループや施工業者はこちら
③ 一つの施工業者に対して補助対象の住まいの数が限られている。
グループごとの採択となる為、ひとつの施工業者に対して補助を受けられる棟数(住宅タイプごとの棟数)が決まっています。長期優良住宅の認定取得や太陽光発電、BELS取得などをお考えの方は、一度ご相談していただくことをおすすめします。
補助額は以下の通りです。
各住宅のタイプを簡単に言うと・・・
1 長寿命型
長期にわたり良い状態で住み続けられるよう一定の基準を満たした「長期優良住宅」認定を取得した住宅。
2 高度省エネ型(認定低炭素住宅、性能向上計画認定住宅)
一定の省エネ基準を満たしている住宅。HEMSの導入や節水型機器の導入など低炭素化となる措置が講じられている住宅。(認定低炭素住宅)
3 ゼロ・エネルギー住宅
高性能設備や高断熱で住宅の消費エネルギーを減らし、太陽光などでエネルギーを創り出すことで、消費エネルギーがおおむね0(ゼロ)になる住宅。
4 省エネ改修型
改修後一定の省エネ基準を満たしている住宅。
この制度は、これまで阿部建設で建てられたお客さまにもご活用いただいており、本年度も参加します。
所属グループ:あすなろ住まい創りの会 東海
阿部建設では長期優良住宅の性能が標準となっている為、実績棟数も多く、力を入れてきた補助金制度です。優れたデザインであっても性能が劣っていては快適な住まいとは言えません。その逆も然りです。寿命、メンテナンスなど長期的な目で考えること、また、こういった制度を積極的に活用し、安心・快適でお得な家づくりのご提案ができればと思っています。
気になった方はぜひお声かけください。