みなさんは「シロアリ」をご存知ですか?
実は「アリ」とついていますが、みなさんがイメージされるあの“黒い蟻”ではなく、ゴキブリの仲間なんです。
ここ最近、新規のお客様などからお問い合わせをいただくことが増えてきました。
シロアリは木造住宅にとって大きな脅威です。シロアリが木材を食い荒らすことで、家の構造的な強度が損なわれ、最悪の場合は建物全体が倒壊するリスクがあります。そこで今回は、シロアリ予防の重要性と具体的な方法について解説します。
シロアリの被害とそのリスク
シロアリは特に湿気の多い環境を好み、地下から侵入して木材を食べ始めます。見た目には分かりづらいですが、内部で徐々に食害が進行し、気づいた時には手遅れ…ということも少なくありません。また、シロアリ被害は修復が難しく、高額な修繕費が発生することもあります。したがって、シロアリ予防は家を長く安全に保つために欠かせません。
シロアリ予防の基本
シロアリの予防には、下記のような対策が有効です。
● 湿気対策
シロアリは湿気を好むため、家の周囲の湿気を減らすことが重要です。基礎部分や床下の換気を良くし、湿気がこもらないようにします。また、雨水が家の基礎部分に溜まらないように、適切な排水システムを整備することも有効です。
● 木材の処理
新築やリフォームの際には、シロアリ防除剤を使用した木材を選びましょう。また、木材と地面が直接触れないようにすることも大切です。例えば、基礎と木材の間に防蟻シートを敷くことでもシロアリの侵入を防ぐことができます。
● 定期的な点検
定期的なシロアリ点検は、早期発見と早期対策の鍵です。年に一度は点検を受けるようにしましょう。シロアリの兆候が見られた場合は、すぐに対処することで被害を最小限に食い止めることができます。
阿部建設のシロアリ対策
阿部建設では、シロアリに強い「桧」を土台、柱に使用し、基礎をベタ基礎にすることでシロアリの侵入を物理的に防いでいます。また、シロアリの被害が想定されるところには薬剤処理を行っています。
シロアリ予防は木造住宅の「長寿命化」と「安全性」を確保するために欠かせない要素です。また、普段の生活ではなかな気づかない部分のため、長期的な視点でのシロアリ対策が重要です。
家づくりの過程での対策はもちろん、定期的な点検を徹底することでシロアリ被害を未然に防ぎ、大切な住まいを守り続けましょう。
メンテナンス・リフォーム 中村