技能実習生を迎えました2022.11.18

今年の7月から技能実習生として3名の方が入社しました。
 

 
入社したのは、クン モー ウーさん、テイン タン スエーさん、ジン トン リンさん。名前の通りミャンマーから来てくれた外国人技能実習生で、今回は「大工」として3人を迎えました。阿部建設では初めての取り組みです。
ここ数年、日本における在留資格のある外国人労働者数は右肩上がりに増えており(コロナの影響で増加率は減少もしていますが)、10年前の約3倍となっています。
 

 
皆さんも、工事中の建築現場で働いている外国人を見たという方も多いと思います。数ある業種のなかでも建設業に就業する人の割合は増加しており、今回のように働ける業種が限られている技能実習生においても高い割合を占めています。
 

 

今後、更なる少子高齢化、人口減少に向かう日本にとって外国人労働者はとても大切な存になりつつあります。最近では建築現場だけではなく、自動車ディーラーの整備士や伝統工芸の場にも外国人の方々は増えています。これまでは「外国人労働者=言葉が通じなくてもできる簡単な仕事に就く」ということが当たり前でした。しかし日本人の労働者が減少するなか経済社会の活性化や一層の国際化を図る観点からも、技術が必要な難しい分野への進出が認められ、優秀な人材確保の為に様々な施策が実施されています。
 

 
日本では、大工の需要(建築・土木・測量技術者など含む)は比較的高めだとされていますが、若年層の人手不足・後継者不足が課題となっています。世界の中でも高いレベルだと言われる日本の建築技術が人材不足によって衰退してしまうことはとても勿体無いことだと感じます。
 

 

外国人技能実習制度の本来の目的は、「日本で培われた技能・技術や知識を開発途上国に伝えることで、人材を育てて国際貢献をすること」です。弊社ではあえて外国人技能実習生を採用することで、人材の確保はもちろんですが日本の建築技術をしっかりと学んで欲しいと考えています。また、若い力が加わることで会社が活性化することにも期待しています。
 

 

数十年先を見据えた時、会社が存続をする上で「人材」というのは大きなキーワードになります。今回のように外国人労働者・技能実習生と仕事をすることで将来的な職人不足や技術不足を回避し、結果的にオーナー様やお客様の為に繋がっていくと考えます。
 

 
ミャンマーで基礎を学んでいたこともあり、予想以上の活躍をしていると一緒に働く職人さんから報告を受けています。言葉の壁がありながらも1から10までやり通す熱意は、私たちも見習うべき姿勢だと感じます。
今は技能だけでなく日本語も勉強中です。片言ではありますが、日本語を話すことができますので現場にお会いした際にはぜひお声掛けください。とても喜んでくれると思います!
 

 
弊社では地域の中小企業とは言え、将来を見据えさまざまな取り組みを行っています。
今後はこういった活動についても、少しずつ皆さんにお伝えできればと思います。
 
 

業務企画室  室長 阿部

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