阿部建設では、ここ最近一年おきに複数名の新卒者を採用しています。この4月に3名入社したので、通常ですと一年お休みして来年から採用活動をスタートするのですが、今年度はインターンシップからの採用活動に取り組むことにしました。これまでも定期的にインターンシップの受け入れは行ってきましたが、「職場体験希望の学生さんを受け入れる」といった感じで、どちらかというと社会貢献活動の一環としての意味合いが強いものでした。ですので、多くの大学生が夏休みのこの時期に大学からの要請を受けるかたちで、2週間ほど受け入れを行なってきました。
ではなぜ今回このようなことを始めたのか?取り組むきっかけの一つは、いつも要請のあった大学から「今年はコロナ渦のため、単位認定のあるインターンシップは中止します」と連絡があったこと。そして同時期に、お世話になっている採用サイトの担当の方に「インターンの募集は無料で掲載できますよ」と言われたことでした。時期はちょうどGW明けの頃。だったらダメ元で一般公募してみようかなと思いお願いすることにしました。これまでなんとなく、インターンシップからの新卒採用というのは大手企業の手法で、私たちのような中小企業に学生さんは集まらないのでは・・・という感覚でした。
そんなふとしたきっかけではじめたインターンシップの募集でしたが、7月に入り世間的にはコロナの第二波の影響で自粛モードに入り始めた頃から、エントリーの数が日に日に増えていきました。思ってもみなかったこの嬉しい誤算に、担当として真剣に向き合っていこうと本腰を入れ始めました。
しかし、インターンシップといっても実際に学生さんと会うことも簡単ではないこの状況で何を行えばいいのか?自分たち企業には何が求められているのか?検討すべき課題はいくつもあがり、気持ちだけが焦るばかり。時間はどんどん過ぎていきました。
私たちが今できること・・・・。
これをシンプルに考えると、まずはオンラインによる説明会を開いて学生さんたちの声を直に聞いてみようと考えました。コロナで影響を受けて不安に思っている学生さんもきっと多いはず。でも建築に興味があったり、家づくりへの思いがあることはみんな一緒です。インターンシップという繋がりを通してお互いに意義のある情報共有の場、機会になればと思いました。長々と書いてしまいましたが、これがオンライン説明会開催の経緯です。
さて、では実際はどうだったのか。
説明会自体は、業務企画室室長の阿部将也と私が担当となり、オンライン上でも参加者の顔がよく見えるよう1回を5〜6人ずつに分け、計3回実施。まさに二人で手探り状態の中スタートしました。室長の阿部からは、阿部建設について、そして新卒採用への思いを存分に語ってもらいました。私からは、まだまだ未確定な要素も多いですが、今後のインターンシップの流れを説明。大きなトラブルもなく、なんとか無事終わりました。
今回のインターンシップは、学生の皆さんと一緒に作り上げていくものにできたらと思っています。採用できる人数はどうしても限られてしまいます。阿部建設に入社する、しない、採用、不採用は別として、参加してくださった学生の皆さんにとって、有意義な時間と機会にしていただけるよう努めていきたいと思います。また、私たちとしても、今のこの大変な状況の中で、学生さんの生の声を聞くことができる貴重な機会になると期待しています。
始まったばかりのインターンシップ企画。学生の皆さんと盛り上げて行きたいと思っています!
・・・少しおまけ。写真は実際に室長がオンライン説明会をしている様子。古典的な方法ですが、ありったけの本でかさ上げ!PCのカメラがモニターとキーボードの間にあるので目線を合わすためにこうなりました^^オンラインあるあるかも・・・?
広報 落合