コロナ禍と季節柄もあり、なかなかできずにいた竣工写真の撮影。
ようやく5月からスタートし、お客様の声の取材とともにたくさんのお施主さまにご協力いただいています。
私が撮影でお邪魔したのは6月半ば。今ほどの猛暑ではありませんでしたが、外にいると汗ばむような暑い日でした。
天気予報では晴れでしたが、思ったより日差しが弱く曇り空。
1軒目のお住まいは、そんな薄日がちょうど良い陰影の美しいお住まいでした。
住まい始めてからの撮影のため、小物やインテリアが並べられた空間からは、お施主さまの暮らしがみえてきます。
カラフルな玩具や絵本、食器、本など、“暮らし“で彩られた空間は、竣工時とはまた違ったあたたかみが感じられ、とても心が和みます。
ちなみに、撮影時はカメラマンさんに「どんな小物をその空間に置くか」指示してもらいながら、撮影していきます。
こちらのお住まいでは、テーブルの上にグラスひとつ。
このひとつでも絵になるね!と話しながら決めたワンカットです。
また、グリーンは撮影には欠かせないアイテムです。何種類か持っていき、そのシーンに合わせてセッティング。和洋どちらの空間にも合う涼しげなドウダンツツジは、登場回数が自然と多くなります。
撮影していくと、こだわりのポイントがたくさんあるので、「ここからのカットも欲しい!」と欲が出てきてしまい、ついつい撮影が長くなってしまいます。これこそまさに、フルオーダーならではです。
さて、少し日差しが出てきた頃に2軒目へ。
1階からロフトまで繋がる、吹き抜けの階段が気持ちの良いお住まいです。
こちらのお住まいで気になっていたポイントが、あえてコテむらが出るように仕上げた壁漆喰。お施主様からイメージ写真をいただき、3パターンほど実物サンプルを作り決定したそうです。
間近で見ると、照明の光に凹凸がしっかりと浮かび上がり、見る角度によって表情が変わります。
同じ素材でも仕上げ方によってこんなに印象が変わるんだなと、手仕事の面白さを改めて感じました。
こちらのお住まいには、2階と繋がるロフト空間があります。子どもの頃、“ロフト”や“屋根裏”と聞くとワクワクしたことを覚えています。そんな子どもの頃の夢を詰め込んだような空間です。
テレワークに読書、昼寝をしても気持ち良さそう・・。小物を置くと、楽しい想像がさらに膨らみました。
撮影の間は「セットしながら片付けて」を繰り返していくので、バタバタとあっという間に時間が過ぎていきます。どれひとつとして同じ家はないので、毎回楽しみながら撮影させていただいています。
荷物の移動や小物をお借りしたり・・・。撮影にご協力いただくお施主さまには感謝しかありません。
また、今回のお住まいはどちらも、全館空調でとても快適な室温でした。これ、写真では伝わらないのですが、とても大事なポイントだなと感じます。
長時間の撮影・取材にご協力いただきましたお施主さま、ありがとうございました!
撮影したお住まいは順次Webサイトにアップしていきます。お楽しみに!
広報 津金