BDC勉強会が開催されました!2024.07.31

今月9日、阿部建設にてBDC勉強会が開催されました。
BDCとは、「Builders Design Club」の略称です。東京の連合設計社市谷建築事務所さんが主催となり、全国各地のビルダー(工務店など)が集まり定期的に勉強会を行なっています。
連合設計社市谷建築事務所さんにはkitchen SALONを設計していただき、一般住宅においても阿部建設と協働で家づくりを行なっています。
●協働の家づくり事例はこちら
 

 
普段は社内のスタッフ間で設計力を向上するべく切磋琢磨している私たちですが、住宅提案の仕事に励む工務店仲間は全国に沢山いらっしゃいます。そんな皆さんが一同に集まり、プラン作成の課題に取り組んだり、意見交換をしたり…と様々な交流ができる機会。日々の業務とはまた異なる視点を見つけられ、毎回有意義な時間となっています。実は工務店と設計事務所が共に学ぶと言う機会は少なく、また、“講師”という形ではなく“共に学ぶ”という点も大きなメリットです。
 

今回の会場は阿部建設です。大森ウッドタウンにお越しいただき、モデルハウスの見学とセミナー、最後は懇親会まで交流の時間をたっぷりといただきました。
 
大森ウッドタウンには3棟のモデルハウスがあります。それぞれテイストが異なり、仕上げや間取りの違いによる空間の感じ方を、比較・実感できるのが良いところだと自負しております。皆さん現場管理や設計を行う方たちなので、見学時も窓枠や巾木の納まり、照明やスイッチコンセントの配置など、細部に目を光らせているご様子でした。
 


「過去にこういう納まりを大工さんと四苦八苦しながら施工したなぁ」
「窓の高さはこれくらいがちょうどいいね」など、
あちこちから聞こえてくるお話が興味深かったです。
 
昨年完成したrenoBASE内のオフィスを見学の際には、フリーアドレスのデスクに驚いている方も。私もかつては個人のデスクで、膨大な紙の図面に囲まれながら日々仕事をしていましたが、数年前にペーパーレス・フリーアドレスに切り替えてから驚くほど身の回りがすっきりしました。電子化することで必要な情報を作業と同時に保存・整理する癖もつき、大事なメモをあちこち探し回ることも減り、切り替えてよかったなぁと思います。
 


セミナーでは、阿部建設のこの数年の変化に焦点を当てたお話がありました。阿部建設のホームページの施工事例を見ると、物件ごとに外観も内観もさまざま。10数年前は自然素材に重きを置いた真壁づくり(柱や梁をそのまま露出させる工法の家)が主軸でしたが、現在は自然素材の良さを生かしつつ、インテリアもお客様のニーズに合わせて多様になっています。
 

社内の取り組みにおいても様々な改革を進めています。その過程で、手ごたえを感じた点や改善点などをビルダーの皆さんと共有しました。皆さんの現状や抱えている課題はさまざま。セミナー後も会話が広がり時間が足りないほど。そのまま懇親会場へ持ち越しです!
 

 

 

 

 

外部の方との交流は改めて自分たちの立ち位置が見えてくるきっかけになりますし、もっとよい提案、家づくりのお手伝いができるように工夫しようという意欲につながります。まだまだ成長できると信じて、私個人も仕事に励みたいと思います。
 
 

設計 水谷

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