奥様 わが家には夫婦のほかに、犬とトカゲがいます。さらに今後は家族が増えるかもしれないので、手狭になってきた賃貸住宅から一軒家に移りたいと思ったのが、家づくりのきっかけです。
ご主人 新しい家に求めたのは、家族とペットが暮らしやすいことです。賃貸住宅ではペットのための温度管理でエアコンを何台も使っていたので、新居では一定の室温をキープできる全館空調を取り入れたいと考えていました。
奥様 犬が走り回れる庭があることも不可欠でしたね。
ご主人 キッチンにもこだわりたいという希望もありました。共働きで、料理は基本的にふたりでするのですが、以前のキッチンは狭くて…。一緒に楽しめる広さがあって、素材やデザインも重視したいと思いました。
ご主人 ハウスメーカの情報をいろいろ集めるなか、阿部建設を知ったのは通勤途中でした。かっこいいなと思った家に、阿部建設ののぼりが立っていたんです。ホームページで調べ、ショールーム「手しごとの家」を見学することに。そのリビングの勾配天井に惹かれて、「これはぜひ取り入れたい！」と夫婦で一致したんです。
奥様 木造住宅というところも気に入りました。木造といっても“和”になりすぎず、私たち好みの北欧テイストと合わせやすそうですし、ダイレクトに木を感じられていいな、と。他社も見学したのですが、木が数本並んでいる程度で、求めているものと少し違っていました。
また、プランニングでも、他社より印象的でした。中庭のある間取りがすごく良かったです。
ご主人 阿部建設に決めてからも何度か話し合いを重ねてプランを変更していますが、中庭は最初から提案してくれましたね。敷地が北向きなので、室内が暗くならないかと心配だったのです。中庭に沿ったコの字の間取りなら、この問題を解決できそうだと思いました。といってもやはり完成するまでは日当たりが不安でしたね。
プランニングの段階で、1階はすんなり決まったのですが、2階は収納スペースをどうするのかを迷いました。結果的に、寝室のクローゼットのみにして、ロフトを設けました。将来の子ども部屋の上部はロフトにして、部屋の真ん中に間仕切りを設けたり、梁にブランコをかけたりできる造りです。
ご主人 阿部建設からの提案で印象的だったのは、よく考えられた1階の動線です。水回りを一箇所にまとめ、玄関から近い位置に洗面所があるので機能的。脱衣所兼ランドリーは別にあり、ファミリークローゼットと隣接しているので、服などをすぐにしまえ、家の中は片付いた状態を保てます。また、玄関横の土間収納は、キッチンにもつながっているので、買い物から帰ってきた時にスムーズにものを運べます。廊下もなく、ムダのない動線だと思いました。
奥様 完成したマイホームは、35坪（延べ床面積）に希望をぎゅっと詰め込んでくれました。途中で諦めたものはほとんどありません。 特に気に入っているのは、オーダーメイドのキッチン。毎日使いますし、週末は翌週のレシピを考えて作り置きするため、長く過ごす大切な場所。正面には中庭の木、右手には庭の緑を望むことができ、キッチンに立つのが楽しいです。
ご主人 キッチンの素材選びは二人で話し合って、最終的にチークにしました。フロアはクリ、ほかはオーク系のタモで統一しています。
キッチンからも見通せる中庭に面して大きな窓があり、窓際の階段をスケルトンにしたので、光がたっぷり入ります。プランニングの時は日当たりを心配しましたが、実際は明るくていいですね。
ほかに、なんといってもリビングの勾配天井も気に入っています。和室もつくって二部屋にしようかとも相談していたのですが、ダイナミックな天井を体感したくて、リビングの中に小上がりの畳スペースを設けました。開放感のある広い空間にして良かったです。
奥様 それに、電気代が以前より下がったので助かっています。ペットがいるのでエアコンは欠かせませんが、全館空調を採用した今は快適でコストも抑えられました。
新しい家には庭もあるので、トカゲを飼育ケージから出して、庭で日光浴させるのも休日の楽しみです。
ご主人 トカゲは日光浴をさせると良いらしく、妻の手製のリードをつけて、庭で過ごしているんです。トカゲと犬と私たち夫婦でのんびりと。
犬は、2階のライブラリーも好きみたいですね。コンパクトな空間で、ふたりの趣味が詰まった“おこもり”部屋なのですが、朝起きると、犬がこもっていることもあるんですよ。
奥様 これから、子どもができたら一緒に庭で遊んだり、中庭でごはんを食べたりして、さらに楽しく過ごしていきたいと思います。動線に配慮して子育てをしやすい家にしてもらっているので安心です。
ご主人 建物が完成し、これからは一つずつ好みのインテリアを揃え、中をより充実させていきたいですね。ゆっくりと僕たちの家をつくっていきたいと思います。
