日々の暮らしの中で弓道を愉しむ家K様邸

人生をより豊かに彩る特別な場所を、美しい住まいとともに実現。
これからも、家族みんなのお気に入りでありたい

テーマは合理的でシンプルで美しく。様々な希望を満たした空間を

ご主人 空き家になっていた実家を建て直し、新しく住宅をつくることにしました。僕たちが希望したのは、弓道場を備えた家です。夫婦ともに学生時代から弓道に打ち込み、環境の変化もある中でふたりとも継続して練習できるようにしたいと思ったからです。弓道場の設計は、公共の弓道場の建設計画の資料を確認したり、様々な弓道場の寸法を測ったりして進めていきました。
住まいは「合理的でシンプルで美しく」がテーマです。仕様や設備、生活動線が合理的で、色合いや形は、ユニークというよりも分かりやすくシンプルにしたいと考えていました。もともと建築が好きなので、こういう建物にしたいという希望は様々ありました。例えば、外壁や窓を保護するために軒を深めに出したい、掃除ができない窓を作らない、リビングにはカーテンレールを設けない、光の入り方がきれいになるよう北窓を付けたいなど、抽象的なことから具体的なことまでイメージしていました。

ご主人 こうした希望を叶えるため、いくつかの会社に連絡を取りました。阿部建設を知ったきっかけは、建築家の伊礼智さんのi-worksのビルダーとしてホームページで紹介されているのを目にしたことです。阿部建設のホームページを見て見学会にも行き、ヒアリングで直接話し、先程の希望も伝えました。それで出してくれた提案を、妻も僕も気に入ったんです。他社の提案にはそれぞれもっとこうしたいという点があったのですが、阿部建設の場合は何度考えてみてもこれが一番いいなと感じました。実際、住宅部分はほとんど変わりませんでした。

奥様 私が伝えた希望は、弓道場がほしいということと、効率的な家事動線にしたいということです。主にインスタで情報収集し、脱衣場と分かれた洗面スペースやそこに続くファミリークローゼットがあると便利そうですし、回遊できるキッチンやちょっとしたパントリーもあったらなと思いました。
家づくりでは、“いいな”と感じるものが夫と大体同じだったので、途中で困るようなことはなかったですね。例えば、フローリング材ではふたりともカバザクラがいいねって一致して。ピンクっぽい淡い色彩がかわいくて温かみがあるところが気に入りました。

ご主人 設備の選定は大変でした。設備メーカーのショールームは数多く見て回ったのですが、その頃は妻が妊娠中でしたし、特にキッチンがなかなか決まらなくて…。最終的には、阿部建設の担当者に紹介してもらったメーカーに決めました。初めからそこを聞いておけばよかったです。

奥様 そのキッチンはシンクとコンロを分けたII型(2列型)で、作業動線がスムーズだったんです。シンク下が空間になっていて、ゴミ箱を置くのにちょうど良いサイズというのが大きなポイントでした。ステンレス製というのも良かったですね。

ランドリールームやファミリークローゼットで、家事効率がアップ

ご主人 住まいが完成して、仕事から帰ってくるたびに、美しい家だなとしみじみ感じます。室内で特に気に入っているのは、ダイニングから見える景色です。外を見れば、庭の緑が漆喰の白い壁とあいまってきれいなんです。室内に目を向け、リビングで遊ぶ子どもと妻の様子を眺めるのも心和みますね。
また、弓道場は自分の生活に欠かせない大切な場所。以前は練習できる時間は限られていましたが、今は自宅でいつでも練習ができます。注文住宅だからこそ実現できたと思います。

奥様 住まいの中では、ダウンフロアになったリビングが好きです。カーペット敷きの柔らかい質感なので子どもが安心して遊べ、落ち着けるから子どもと一緒にいつの間にかうとうとしていることも。家事の面では、1階ですべて完結できるところが助かっています。脱衣室、ランドリールーム、大容量のファミリークローゼットがつながっているので、着替えて洗濯して干してしまうという一連の動きを効率的に済ませられます。2階まで洗濯物を運んだり、たたんだ衣類をしまいに行ったりする負担がなくていいですね。

ご主人 2階には大きなカウンターテーブルがあって、家族みんなで使える多目的スペースにしています。子どもが勉強しやすいように、というのが大きな目的ですが、いろいろな使い方ができればと思っています。
将来的には、今僕たちが気に入っているこの家を、子どもも好きになってくれるとうれしいですね。何年経っても美しいと思える素材を選んだので、将来は今とは趣の異なる美しさを、親子で味わえたらいいなと思います。
弓道場は自分たちのために作ったものですが、ゆくゆくは開かれた場所になっていってほしいですね。もし子どもが興味を持てば一緒に打ち込んだり、子どもや僕たちの友人を招いたり、指導し合ったり…。いろいろな人が訪れるコミュニティーのような場になればと考えています。

ご主人 自分たちの経験を元に、家づくりを検討している方にアドバイスするとしたら、いろいろと情報収集して考えることに加え、信頼できる担当者を見つけることが重要ではないでしょうか。こちらの意図をつかみ、それを汲んだ提案をしてくれる、そんな納得感を持てる人がいると心強いと思います。