ご主人 ゆくゆくは一軒家に住みたいと思っていて、親族が持っていた土地にマイホームをつくることになりました。実は、実家と祖母の家は、阿部建設の建築士が設計した建物なんです。建築当時、その設計士は別の会社に勤めていたそうですが、現在は阿部建設に在籍中ということで、阿部建設の完成見学会や都市型モデルハウス「大曽根の家」を見学に行きました。
奥様 住宅展示場も見学し、他社も検討しましたが、阿部建設にはやはり夫の親族の満足感や信頼が大前提としてありました。その上で決め手になったのが“安心感”です。最初は耐震性能の観点から鉄骨造りも候補に挙げていたのですが、阿部建設では制震ダンパーを標準採用しているため地震に強いことが分かりました。アフターフォローもしっかりして、メンテナンスや点検制度が整っています。長く住む家にはこうした安心感が何より大切だと思い、家づくりをお願いすることにしました。
ご主人 住まいへの希望はふたりともだいたい同じでした。主なものとして、掃除がしやすいこと、1階で生活が完結できることです。ほかに、おしゃれな雰囲気というか、インテリアや家電が黒を中心としたダークな色調なので、住空間も落ち着いたトーンにしたいと思いました。
奥様 ワンフロアで生活が完結できることと関連して、1階には寝室になるフリースペースをつくりたいと思いました。リビングにもダイニングにも寝室になる、多目的に使える部屋です。ほかに、「洗面室と脱衣室は別々にして、脱衣室の隣にはクローゼットを設ける」「LDKは一体型ではなく、リビングはドアで仕切って独立させる」「シアタールームをつくる」「ドアは吊り下げ型の引き戸にする」など、具体的な要望は50項目ぐらいありましたね。インスタグラムやYou Tubeには家づくりに関する情報があり過ぎて、いいなと思ったものをリストアップしたらすごい数になったんです。優先順位をつけようとしたら、よく考えると両立できない2つの項目があったり、やはりいらないんじゃないかと思う項目があったり…。たとえば、最初は床を少し下げるダウンリビングを挙げていましたが、間取りの制約がかかるのでやめましたし、キッチンの横にダイニングテーブルを置きたかったのですが、敷地条件やほかの部屋との兼ね合いで難しく、横ではなく縦でもいいかなと変えました。設計士が要望を見て、現実的に難しいところを噛み砕いて説明してくれたので助かりました。
こうした要望を踏まえた間取りプランを何回か提案していただきました。細部の調整も含めると10回以上になるかもしれません。イメージしやすいようにと平面図に加えて3D画像もつくってくれましたね。
奥様 水回りは、ほかの部屋とのつながりやインテリアの色の全体とのバランスが把握しづらく心配していましたが、完成した今はとても気に入っています。特に好きな場所は洗面室で、収納も含めてイチからつくった造作洗面ですし、タイルは設計士にショールームまで同行してもらい、好みと空間に合うものを選びました。蛇口周りは拭くだけで済み、掃除がラクなんです。まさに理想通りのスペースで、遊びに来た友人にも評判がいいんですよ。
ご主人 シアタールームでもあるリビングを気に入っています。スピーカーの位置を阿部建設と一緒に考えた、音響効果のいい場所ができました。ここで観るアクション映画は臨場感たっぷりで迫力満点。あまりに快適なので、最近は映画館に出掛けなくなりました。ほかに、ゲームや以前はテレワークに使っていた書斎は使い勝手がいいです。テーブル、イス、棚を自分仕様に造作したため、スムーズに作業できます。コンセントの位置やコードの配線なども工夫し、収納スペースも充実させたのでスッキリ整っています。
奥様 以前住んでいた賃貸住宅と比べて最も大きな変化は、全館空調で快適に過ごせるようになったことです。前は冬になると凍えて暮らしていて、トイレも寒かったし、ものを取りに行くのにどちらがコタツから出るか譲り合っていましたから。
ご主人 僕の方が寒がりなので、冬に家中が温かく快適なのが本当にありがいですね。
奥様 家の中のどこでも均一の温度というのがいいですよね。トイレや脱衣室も、寒かったり暑かったりがありません。外出先から帰って来るとホッとして、家の中が温かい・涼しいって素晴らしい!とうれしくなります。
奥様&ご主人 新しいこの家では、これからも家族で映画を観たりしてのんびり楽しく暮らしていきたいです。時には友人と映画やライブ映像を観ながら盛り上がるのもいいですね。ほかに、ホームパーティーも企画したいです。実は、ダイニングテーブルの床にはホットプレート用のコンセントも付けてもらったんですよ。みんなでプレートを囲んでワイワイ楽しめるといいなと思います。