テラスとつながる2階リビングのある家Y様邸

タイミングを見定めて実現した、自然素材がいきた木の家づくり。
のびのびと成長するお子様を見守るとともに
効率的な動線や仕様を整え、日々の暮らしをより快適に。

暮らしをより楽しくする空間が充実

ご主人 子どもがだんだんと成長してきて、もっとのびのびと過ごせ、好きなように遊び回れる家がほしいと、マンションからの住み替えを考えました。
もともと自然の豊かさや素材をいかした住まいに興味がありましたし、僕たち夫婦は阿部社長を以前から知っていて、阿部建設の木の家を気に入っていたのです。

奥様 10年以上前に、阿部建設のモデルハウスも見学に行きました。すごくいいねってふたりで話していたんですよ。

ご主人 結局その時はマンションという選択をしましたが、子どもが大きくなってきたタイミングで家づくりをしようと、阿部社長に連絡を取ったわけです。
家の場所は、子どもが転校しなくていいように同じ学区内と決めていました。最初はなかなか土地が見つからなかったですね。

奥様 本格的に探し始めてから1年後、学区内を散策していたら空き地を見つけました。阿部建設の不動産部に調べてもらったら、予算より少し高かったのですが、しばらくしたら値段が下がりました。三方を建物に囲まれているため、他社が避けがちな土地だったからです。私たちも心配しましたが、阿部社長に見に来てもらったらGOサインが出たんです。それでこの場所で家づくりをお願いすることにしました。

ご主人 家づくりで一番のポイントにしたのは、家族全員で過ごせるリビングです。リラックスできて心地よく、みんなでわいわい話せるような。日当たりも良く明るい空間を希望したところ、三方を囲まれた立地を考慮し、2階リビングになりました。

奥様 本当は庭がほしかったのですが、条件的に難しく、それに代わるものとして、リビングテラスをつくってもらいました。設計を担当してくれた佐藤さんがかなり広いスペースを確保してくれたので、“ベランダ”ではなく、言葉通りリビングと一体化した“リビングテラス”なんです。
また、どうしたら無駄のない動線になるか、それを叶えるのはどんなレイアウトなのかを、生活イメージを描きながら徹底的に考えました。洗濯する時はこういう流れで動くからここに作業台や収納が必要とか、脱衣室には入浴後の動きからするとここに鏡がほしいとか、洗面室のこの場所には棚があり・なしのどちらが効率的なのか、というふうに。
洗濯物は室内干しを想定していましたが、屋外にもシーツなど大きなものを干せるスペースがあればと思って、小さなベランダを設けました。それは西側になるのですが、一般的に嫌がられる西陽がわが家では大活躍!屋外も室内も洗濯物がよく乾き、デメリットが転じてメリットになっています。

ご主人 2階リビングでの生活は経験したことがないので、設計段階で具体的イメージは描きづらかったですが、細かいところまでふたりで話し合ったと思います。設計士さんの提案をもとにイメージを広げていく感じでした。
希望していた明るいリビングにするために、光を取り入れる工夫もしてもらいました。南側には隣家があるので、東側に3つのハイサイド窓を設置。最初はこれだけで大丈夫?と不安でしたが、今はかなりの明るさを実感しています。

奥様 阿部建設からの提案で特に印象に残っているのは“ライブラリー”です。最初は「お客さんのための和室がほしい」という私たちの要望からスタートしました。でも、来客時にしか使わない部屋をつくるのはもったいない気もしました。そうしたら、設計士さんがコミックを読んでいる子どもたちを見て、“壁面に本棚のあるライブラリー”を提案してくれたのです。もともと壁面に本棚のある寝室に憧れがあって、ここで実現するのもいいなと思いました。さらに、カウンターを設けましょう、ソファも置きましょう、となり、ステキなライブラリーが生まれました。完成後は、子どもはコミックを読み、夫は時々パソコンに向かい、私はストレッチしたりちょっと休憩したりというふうにそれぞれ思い思いに活用できます。薩摩中霧島壁(*)を採用したので、質感や香りが良く落ち着いた雰囲気で、互いの両親も気に入っています。

*薩摩中霧島壁:シラスを主原料とする100%自然素材の内装材。調湿機能、消臭機能、空気清浄機能、断熱性が高く、快適な室内環境をつくります。

お子様の「家が大好き!」の声が何よりの喜び

ご主人 普段はあまり家にいることができませんが、休日はほとんどの時間をリビングで過ごします。要望通り明るく心地よい空間で、天井が高いこともあり、より広さを感じます。すべてにおいて百点満点!ですね(笑)。

奥様 私はキッチン、洗面、寝室のクローゼットが使いやすくて気に入っています。キッチンには阿部建設のモデルハウス「手しごとの家」を参考にしたパントリーを設け、細々したものを収納できるので、スッキリと見えてリビングからの視線も気になりません。
ただ、システムキッチンを選ぶ際は、デザイン、機能、価格の面で相当悩みました。アイランド型はいつもきれいにしておかなくてはいけないからと取り入れるのを迷いましたし、天板と側面の組み合わせは素材やデザインの調和が課題でした。7社ほどのショールームに足を運び、持参した床材のサンプルと見比べながら、色やテイストの合うキッチンを検討しましたね。いくつかのショールームには設計士さんにも同行いただいて意見をもらいました。

ご主人 住まいができて、予想を超えた完成度だと思っています。暑過ぎるとか寒過ぎるもありません。気密性の高いマンションから一戸建てに移るので、広くなる分、暑さや寒さは心配だったのですが、設計士さんの「それは大丈夫です」という言葉通り快適に過ごせています。玄関を入った瞬間から快適でびっくりしました。
それに何よりうれしいのは、子どもたちが家を「最高!」と言っていることです。小中学生ともなるとあまり家にいたくないケースもあると思いますが、子どもたちは家での時間を楽しんでいて大体はリビングにいます。これからも、こうした心地よい空間でゆっくり過ごす時間を大切にしていきたいですね。

奥様 これから家づくりを始めるなら、普段暮らしている動きや手順をイメージすることが大切だと改めて思います。自分たちは日常生活の中でどこに何があると便利なのか、できるだけ具体的に考えるとよいのではないでしょうか。

ご主人 早めにプロに相談するのもおすすめです。頭の中の抽象的なイメージが具現化された設計図は、予想以上のクオリティーでした。まずは優先順位の高い要望をいくつか伝えて、設計図という見える形にしてもらう。それをもとに具体的に細部まで考えていく、そんな進め方が良いように思います。