床座を満喫できる家F様邸

一体型のキッチン&ダイニング、ウッドデッキ、床座生活。
希望を盛り込みながらも、すっきりとレイアウト。
将来の暮らしの変化を見据え、間取りの柔軟性も大切に。

ライフスタイルに合った住まいができそうと阿部建設を選択

奥様 転勤に伴い引っ越すことになったので、通勤圏内で馴染みのある夫の実家周辺で家をつくることにしました。候補地は2つあり、角地という立地から今の場所を選びました。実はこの2つの土地それぞれに建てた場合の設計プランを、阿部建設は提案してくれていたんです。立地が決め手になりましたが、家もイメージして検討することができました。
阿部建設を最初に知ったきっかけはインスタグラムだったと思います。“木の温もりのある家がいいね”って夫と話していて、雰囲気の良い工務店やハウスメーカーを調べていました。ショールームや見学会などにも出かけ、2、3社ほどにプランを作成してもらいました。その中で阿部建設を選んだのは、ライフスタイルに合った家ができそうだったからです。それに最初から最後まですべてを私たち夫婦で考えるのは負担を感じますが、担当の今枝さんがある程度絞ってこちらで選択できるようにしてくれたのも、性格に合っていたと思います。

奥様 新しい家では、床で暮らしたいという希望がありました。ソファなどの家具はなるべく置かないで、どこにでも自由に座ってくつろぐイメージです。子どもがのびのびと遊んだり走り回ったりできますし、掃除もらくそうです。また、絶対に取り入れたかったのが、キッチンとダイニングの一体化。天板の高さが揃ったフラットな感じで、家事動線や作業効率も良くしたいと思っていました。子どもと一緒に料理を楽しめ、キッチンから部屋全体を見渡せることもポイントでしたね。

ご主人 僕はウッドデッキを設けたいと考えていました。ウッドデッキでは日光浴やBBQを楽しむほか、デッキのチェアに座ってリビングのテレビを観て野球観戦もしたいな、と。そんな内と外がつながる空間が希望でした。

LDKはもちろん快適な温度環境も、気に入っているポイント

奥様 家づくりで難しかったのは、キッチン、ダイニング、リビングのレイアウトです。キッチンとダイニングの一体化に加え、ダイニングとリビングの区分けなども希望していました。担当の方がいろいろと検討してくれた結果、3回目のプランでほぼ真四角の空間の中にキッチンとダイニングが横並びで配置され、リビングとは柱でゆるくゾーンを分けたレイアウトに決めました。キッチンからはリビングや庭を見渡せるので、子どもの姿も目に入りますし。

奥様 当初からの希望を叶えたこの一体型のキッチン&ダイニングは、私のお気に入りでもあります。キッチン側の床を一段低くしているので、立って作業をしやすく、素材に使われている木とステンレスのバランスや質感もいいんです。ダイニングテーブルの天板は、阿部建設本社ショールームにあったテーブルを見て、「これがいい!」とナラ材を選びました。

ご主人 リビングのフローリングは心地よいやわらかな質感のヒノキにしました。このリビングが僕のお気に入りですね。床で思い思いにくつろげ、子どもと遊んだり野球を観たりとゆったり過ごせます。もちろん希望通り、ウッドデッキや庭でも楽しんでいますよ。

奥様 ウッドデッキは、デッキの外にステップを置く計画でしたが、最終段階でデッキの一部にステップを設けることに変更しました。使い勝手が良く、子どもはデッキから庭の砂場に遊びに行く時によく通っていますね。

ご主人 それに、床で過ごす生活スタイルということで提案された床下冷暖房システム「エアボレー」がすごく快適です。

奥様 もうこれがないと生活できないほど(笑)。夏は玄関に入った瞬間に涼しさを感じます。最初は床下冷暖房システムにはあまり馴染みがなく前向きに検討していなかったのですが、床座は床下の空気の温度の影響を受けやすいということで提案を受けました。今は取り入れて本当に良かったなと感じています。

ご主人 家づくりではこちらの要望が漠然としていても、意図を汲み取って、次の打ち合わせでプランに落とし込まれていましたね。出される提案も、スケッチや模型などを使った分かりやすい説明だったので、生活イメージが描きやすかったです。

家族との時間がより楽しくなる“帰りたい家”

奥様 自分たちの住まいができて、家で過ごす時間が増えました。以前は休日にどこに出かけようとか、どのお店でごはんを食べようとよく話していたのですが、この家は料理をしながらも家族と会話できるので、自宅で楽しむことが多くなったんです。旅行に行った時も、以前ならまだ帰りたくないと思ったものですが、今は“帰りたい家”になりました。
住んでいる家族だけでなく訪れた人たちからも好評で、父は感動していたし、友人たちはずいぶんリラックスしていましたね。

奥様 現在、2階は広い一つの空間になっています。これから子どもたちが成長していったら、2室とか3室に仕切って利用できればと思っています。そして、私たちが年齢を重ねたら1階だけで生活を完結できるようにしてもいいかもしれません。ここなら老後生活も心配なさそうですし、そのときどきのライフスタイルに応じた暮らし方をしていきたいと考えています。

奥様 家づくりを改めて振り返ってみて、要望はすべて担当者に伝えて何でも相談すると良いのではないかと思います。私たちも含めて多くの方はSNSで情報を集め、つい流行りの間取りや仕様を参考にしがちです。そうした情報にあまり左右されず、まずは自分たちがどんな暮らしをしたいのかを思い描いて、その実現方法を一緒に考えてもらうと良いのではないでしょうか。担当者と話し合うほうが、結果的に希望に近づきやすいように思います。