あなたの心のバリアは大丈夫?2025.07.16

はじめまして!5月に入社した広報の栗瀬です。
入社からはや2ヶ月が経ちました。少しずつ会社にも慣れてきて、今回初ブログです。
自己紹介はまた改めて、と思っていますのでよろしくお願いします!
 
さて先日、名古屋市民生委員・児童委員連盟の守山区支部総会が開催され、社長の阿部が講演させていただきました。
タイトルは『心のバリアフリー 〜車いすの建築士が見る“ともに生きる”社会〜』です。
当日は300人近い参加者のみなさんに楽しんでいただけるよう、クイズなども取り入れながら、阿部自身の障がいを例にとり、障がい者が抱える課題にについて皆さんと一緒に考えました。
 

突然ですが、みなさんは「心のバリアフリー」と聞いて、何を思い浮かべますか?
私はこの言葉に出会うまでは、「物理的」なバリアフリー(例えば、段差の解消や手すりの設置など)は意識していましたが、「心」のバリアフリーという考えを意識することはあまりなく、とても新鮮でした。
 
講演の中で、私たちの日常の中に潜む「心のバリア」について、具体的なエピソードを交えながら話していました。
心のバリア。それは私たちが無意識のうちにつくってしまっている、他者への先入観や思い込み、理解不足によって生じる「見えない壁」のことです。
この話を聞いて、改めて「自分は本当に多様な視点を持っているのだろうか?」「自分でも気が付かないうちに、見えない壁をつくっていないだろうか?」そんなことを振り返ることができました。
 

中でも特に印象的だったのは、「心のバリアを外していくには、相互理解が必要不可欠である」ということ。
私たち一人ひとりは異なる背景や考え方を持っています。そんな中で、互いに理解を深めようと思っていても、先入観や思い込みを持っていたらそれは大きな壁となって、なかなか先へは進めません。
まずは、お互いのことを知ろうと努めること。そして積極的にコミュニケーションを取り、共有し合うことの重要性を強く感じました。
また、単に話し合うだけでなく、お互いの「不便さ」や「困りごと」をどうすれば解消できるのか、どうすれば助け合えるのかを具体的に考え、行動に移すことの大切さにも気づくことができました。
 

「心のバリアフリー」という考えは、決して障がい者だけに向けた視点ではありません。
日々の生活、仕事、友人関係など、どの場面でも誰に対しても忘れてはいけない視点だと思います。
相手を尊重し、知る努力や広い視野をもつことを意識しながら日々行動することで、今よりもっと柔軟な心でさまざまなことに挑戦できるのではないか、とも感じました。
 
皆さんも、ぜひ一度「心のバリアフリー」について考えてみませんか?
私たちの心が少し開かれるだけで、周りの世界はもっと豊かに、もっと優しくなるはずです。
 
 

広報 栗瀬

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