岐阜メディアコスモスへ ― 心地よさと工夫が詰まった図書館2026.04.15

近場にある著名な建築家が手がけた建物を求め、岐阜市にある市立図書館みんなの森 岐阜メディアコスモスへ行ってきました。日本を代表する建築家・伊東豊雄氏が設計しています。

建物を周囲から眺めるとガラスとフレームの落ち着いた佇まいですが、2階の図書館に上がっていくと、「グローブ」と呼ばれる大きなランプシェードのような太陽光の取り入れ口が大小さまざまにぶら下がっており、とても印象的です。
県産材である東農桧の板材を何層にも重ね合わせた天井面は、大きなうねりをつくりだし、この重なり合った板材自体が構造体にもなっているようです。

図書館は誰もが使いやすいように工夫が随所に見られます。
書架(本棚)は車いすの方でも手に届くように高さが抑えられ、通路幅も広く、書架同士が角度をもって並んでいるため単調になりづらく変化もあります。

大きなグローブの下には円形にベンチが据え付けられ、思い思いに静かに過ごすことができます。

少人数のミーティングルームも設置されていますが、一面が大きなガラスでできているため、利用されている雰囲気が楽しそうに伝わってきます。

1階には閉架書架(蔵書室)がありますが、こちらもガラスで囲われているため内部がよく見え、本に興味を持ってもらうための工夫のひとつのようにも感じられます。

他にも特筆すべきは各所の「サイン」です。
サークル状のプレートに大きな単漢字で用途を表し、小さな文字で意味を表しています。誰にでもわかりやすい工夫がほどこされた楽しい表示でした。


単に図書館としての機能だけではなく、イベントスペースやホール、スタバなど、さまざまな施設を組み合わせ複合的な用途として活用されると、人の出入りも多くなり施設としての利用価値も上がりますね。
次は別の図書館にも行ってみようと思います。

設計 西村

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