古民家リノベーション「囲炉裏のある家」実例紹介2024.12.25

こんにちは、メンテナンス・リフォーム部の中村です。
今回は、自然豊かな岐阜県恵那市の古民家リノベーションの事例をご紹介します。
新卒で阿部建設に入社してから今年で11年。住宅、施設、リノベーションとさまざまな現場管理をしてきましたが、この改修プロジェクトは私自身にとって特別な挑戦となりました。
なぜなら、お部屋の改修工事とあわせて、今まで手掛けたことがない“囲炉裏の設置工事”があったからです。
 
「昔あった囲炉裏を復活させたい」そんなお客様のご要望から設置することになった囲炉裏。昔の日本家屋では当たり前のように存在していましたが、現在は見かける機会が少なくなりました。
 

まずはお部屋全体の解体から始まり、下地、断熱材充填、床工事の順に行っていきます。古民家のような古い建物は、構造体の水平・垂直が出ていないことも多く、解体してから「想定外!」ということがよくあります。図面通りにいかない部分は、都度現場で納まりを検討。そんな苦労もありつつ、工事は進んでいきました。
 

 

 
 

囲炉裏はちょうど広間の真ん中、掘りごたつの場所に設置します。設置工事にあたり、かつてあった囲炉裏の跡を参考にしつつ「現代の安全基準をクリアする設計」というのが重要なポイントでした。
 
囲炉裏を囲う外箱を針葉樹合板でつくり、耐火・断熱に優れたサイディング板を張って耐火煉瓦で仕上げていきます。囲炉裏の周りに設けた木のテーブルと掘りごたつの組み合わせが、現代の暮らし方に合っていて、とても使いやすそうです。
 

 

初めての工事で不安もありましたが、職人さんや専門家の協力を得て、無事に完成することができました!
囲炉裏はただ暖を取るための設備ではありません。それ以上に、火を囲むことで自然と人が集まり、会話が弾む場所を生み出します。これからの暮らしにどのように囲炉裏が溶け込み、どのような楽しみが生まれるのか、想像するだけでワクワクします。
 

また、こちらのお住まいは囲炉裏だけでなく薪ストーブも設置し、寒さが厳しい岐阜の冬に備えました。囲炉裏が家族の団らんの場として活躍する一方、薪ストーブは効率的な暖房として、家全体を包み込むような暖かさをもたらします。
 

これから冬本番を迎える季節、囲炉裏と薪ストーブは大活躍間違いなしです。
今回、初めての囲炉裏工事&古民家リノベーションという一大プロジェクトを通して、住まいづくりの新しい一面に触れることができました。完成した囲炉裏と薪ストーブが、これからの冬の季節にどのようにお客様の暮らしをあたため、彩っていくのか、私自身もとても楽しみです。
 

阿部建設では、お客様の「こんな暮らしがしたい」という思いを形にするお手伝いをしています。古民家リノベーションや囲炉裏の設置にご興味がある方は、ぜひご相談ください!

 
 

メンテナンス・リフォーム部 中村

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