住まいのその先を考える、ライフスタイル提案の魅力2026.06.03

5月に、千葉県で開催された工務店視察研修に参加してきました。
この研修では、各地の工務店の取り組みを学びながら、情報交換を行います。

今回は、住宅とインテリアを含めた「ライフスタイル提案」を行っているTIMBER YARDさんを訪問。
モデルハウス見学やセミナーを通して、さまざまなことを学びました。

はじめに、TIMBER YARDさんの取り組みについて学びました。
TIMBER YARDさんは、インテリアも含めた”ライフスタイル全体”の提案に力を入れています。
設計段階からインテリアや造作家具、家電設備までトータルで考えることで、建築とインテリアが調和した空間をつくり上げているそうです。

「そこでどんな時間を過ごすのか」
「どんな暮らしになるのか」

住宅の性能やデザインだけに目を向けるのではなく、暮らしそのものをつくり上げていく。
実際にお話しを伺うなかで、その考え方が住まいの随所に感じられ、家づくりの本質ともいえる大切な価値観を改めて教えていただきました。

そしてもうひとつ、お話のなかで魅力を感じたことは、“長く使い続けられる本物を選ぶ”という考え方です。
経年変化を楽しめる素材や、時代が変わっても色褪せないデザインを大切にし、住まいだけでなく家具や道具も含めて、長い時間をかけて愛着を育てていく。その姿勢に深く共感しました。

どちらも阿部建設が大切にしている家づくりの価値観と重なり、改めて住まいのあり方について考えさせられる機会となりました。

次に、モデルハウスgalleryを見学しました。
入口を進むと現れる土間リビングは、インテリアも含めてとても上質な空間。
スケルトン階段と大開口サッシの組み合わせが、心地よい視線の抜けと自然光をやさしく取り込み、空間全体に明るくのびやかな広がりをつくり出していました。


反対に、2階リビングはウォルナットを基調としたテイストで、間接照明で優しく照らされた落ち着いた空間です。
家具や内装、空間全体に一体感があり、インテリアまで含めた家づくりのイメージを膨らませてくれるモデルハウスでした。

次に、併設されているインテリアショップを見学しました。
1階はlouis poulsenやFLOSなどの照明がメインで、2階にはFRITZ HANSENなどの椅子やテーブルがずらりと並んでいました。

どれも時代を超えて愛される名作ばかり。
建築やインテリアが好きな方なら、思わず心が踊るような空間でした。

また、敷地内には、イベントなどを開催できるショールームも併設されていました。
今回企画展示されていたのは、デンマークの家具ブランド「PP Møbler」。
ブランドの歴史や貴重な家具に触れながら、その一部は実際に座ることもでき、心地よさやデザインの魅力を体感することができました。

さらに、ショールーム奥には、食洗機で有名なドイツの家電ブランドMieleのMiele Shop & showroomも。
千葉県で唯一のプレミアムパートナーショップとして、実際の商品をお見せしながら、お客様にご提案されているそうです。

家づくりに訪れた人が、住まいだけでなく、インテリアや設備までをトータルで体感しながら検討できる充実した環境。暮らし全体を見据えた提案のあり方に、まさにライフスタイル提案を体現するコンセプトだなと感じました。

建物見学の後は、louis poulsenで働かれている方によるインテリアセミナーを受けました。
Louis Poulsenの照明デザインに共通する考え方は、次の三つです。

「眩しさ(グレア)をなくすこと」
「効率よく光を届けること」
「照明器具と空間が美しく見えること」

一見すると当たり前のように感じられますが、細部までさまざまな工夫が施され、今のデザインが成り立っていることを学びました。

また、照明選びのポイントも教えていただきました。
空間をより良く見せるには、全体を均一に照らすよりも、テーブルランプやフロアランプなどで“グラデーション”を付けると良いそうです。写真で見ると分かりやすいですね。
ここには書ききれないたくさんの学びがあったので、また別の機会にご紹介できたらと思っています!



最後に、研修に参加した工務店の皆さんと懇親会です。
ショールームに併設しているレストランで、素敵なお料理と共に楽しいひとときを過ごしました。


研修を通して、家づくりは単に建物を設計・施工するだけではなく、その先の暮らし方まで考えて提案することの大切さを改めて感じました。
今回学んだことを実際の家づくりに取り入れながら、お客様により良い暮らしをご提案できるよう、これからも成長していきたいと思います。

 

設計  齋藤

 

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