トイレ好きスタッフが学ぶ、これからのトイレ2026.11.04

阿部建設では、お施主様にさまざまなご提案ができるよう、各メーカーのセミナーや研修に参加しています。
その中でも私の楽しみの一つが、TOTOが主催するセミナーです。

学生の時に旅行先のドイツで「回転する便座」に衝撃を受けて以来、トイレという空間そのものに、すっかり魅了されてしまいました。
旅先では当たり前のようにトイレをチェックし、我が子の小さかった頃を思い出しながら、幼児向けのトイレを見て癒される。そんな時間も、トイレ好きの私にとっては楽しみのひとつです。
(以前ブログでご紹介した、こちらの中産連ビル本館のトイレもお気に入りのひとつです)

ちなみに、ここ最近で衝撃を受けたのは、床がカーペット敷きのトイレ!
基本的に不特定多数の方が利用される施設のトイレは、汚れにくく清掃がしやすい素材を選定します。
皆様のお住まいでも同じですよね。その床がカーペット敷き。攻めた仕様です。
(写真でお見せできないのが残念です)

さて、話がそれましたが、定期的に開催されるTOTOセミナーでは、毎回弊社からの要望に合わせて内容を組んでいただいています。
前回は、障がいのある方が実際にどのようにトイレを利用されているのかを
映像で学び、実際に車いすに乗ってトイレの広さや使い勝手を体感しました。
普段なかなかできない経験ということで、スタッフの満足度も高いセミナーでした。

今回は、障がいの有無にかかわらず誰もが使える「みんなのトイレ」についても学びたいと思い、性の多様性に配慮したパブリックトイレについてレクチャーしていただきました。

皆様は「男女共用トイレ」を利用されたことはありますか?
東京オリンピック・パラリンピックの頃から少しずつ目にする機会が増えてきました。トランスジェンダーの方だけでなく、異性の家族・介助者と一緒に利用する必要がある方など、さまざまな方が、それぞれの事情に応じて利用されています。

「バリアフリー用トイレを利用すれば良いじゃないか」と思われる方もいらっしゃると思います。
私も子どもを連れて利用したことがあるのですが、車いすのピクトサインがあるだけのトイレは「車いす専用」という雰囲気が強いように感じ、少しためらいもありました。
また、子どもと一緒だとどうしても時間がかかるため「車いすの方が待っているかもしれない」と思うと申し訳ない気持ちになります。こうした入りづらさや使いづらさを感じている方は、ほかにもいらっしゃるのではないでしょうか。
男女共用トイレは、そういった面からも大切な役割があるように思います。

男女共用トイレの設計についても、出入口の位置や、手洗いまでの動作を完結できるような配慮など、具体的な手法まで学ぶことができました。

また、私たちが普段利用している商業施設や公共施設など、何気なく使っているトイレにも、実は考えるべきポイントがあります。
例えば、バリアフリートイレの入口が通路に面していると、出入りする際に視線が気になることもありますよね。使い勝手だけでなく使う人の気持ちに配慮したレイアウトも大切です。

普段の業務とはまた異なる視点からトイレについて考え、スタッフ全員で気づきを共有する有意義な時間となりました。

レクチャーの後は、8月にリニューアルしたテクニカルセンターの見学です。
TOTOの歴史から、普段見ることができない便器の断面やスケルトンのウォシュレットなどを見せていただき、進化し続けているTOTOの技術を体感することができました。

あわせて災害時のトイレの使い方もレクチャーしていただき、実際にスタッフもチャレンジ。
4ℓのバケツの水で流すことができました。
(くれぐれもタンクには水を流さないようにしてくださいね)

緊急時のトイレの水の流し方 | 緊急時の対応とサポート | お客様サポート | TOTO株式会社

今回のセミナーも盛りだくさんの内容でした。
まだまだお伝えしたいことはありますが、弊社ではこのようなセミナーや研修に積極的に参加し、スタッフの知識の底上げを図っています。

十年一昔と言いますが、求められるモノも性能もどんどん変わっています。
お客様により良いご提案ができるよう、知識の更新を怠らず精進していきたいと思います。

 

設計 前田

 

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