豊田市博物館ができたらしい2025.03.26

こんにちは、設計の三宅です。
突然ですが私の地元は豊田市です。阿部建設に入社するタイミングで名古屋市に引っ越しました。
さて、皆さんは豊田市といえば何が思い浮かびますか?
“世界のトヨタ”“自動車産業のまち”“豊かな自然”…。しかし豊田市民であれば共感してくれると思いますが、意外と「豊田市といえばコレ!」というものがないんです。
 

そんな豊田市民でも胸を張って自慢できるのが、豊田スタジアム豊田大橋豊田市美術館です。
豊田スタジアムと豊田大橋は、黒川紀章氏が、豊田市美術館は谷口吉生氏が設計をしています。どちらも日本を代表する建築家です。
建築に興味のない地元の友人にはなかなか分かってもらえないのですが、県外から見に来る人もいるほど、すごい人が設計した建築物ということです。
そこに新しく、坂茂氏が設計した豊田市博物館が加わりました。昨年4月に開館したばかりです。
今回は帰省の合間にこちらの建物を見学してきたので、ご紹介していきます!
 

豊田市美術館の隣にできた、という情報だけは知っていたので駅から歩いて向かいました。
明らかに道路が綺麗に整備されているので、それを頼りに進んでいきます。見慣れた地元の風景に、知らない大きな建物が見えてくるのは不思議な感覚です。
 

坂を上ると、メインエントランスが見えてきます。
 

象徴的な水平ラインの屋根が特徴のロビー棟は、木造の建物になっています。
 


不規則な梁組み、かと思ったら穴の開いた部分には豊田市の市章のデザイン。
晴れていれば、ここから陽がさして影が落ちるようになっています。
 



博物館は高低差のある敷地にまたがるように配置されています。
高い敷地側から屋根の水平ラインを伸ばしているので、エントランスの背が高くなっているんですね。
この水平ラインに沿って右側を見ると…
 

豊田市美術館が見えます。
特徴的な水平ラインのファサード、2つの建物は真隣に並ぶ構成なので、その辺り意識したデザインかなーと思いながら見ていました。
この日の美術館は改修工事中で手前の水盤も無くなっていましたが、それでも格好良い建物です。
 

 
ほかにも常設展、ショップ、カフェと見どころは沢山ありましたが、今回はこの辺で…。
駅から歩いて10分とアクセス良し!有名建築家の建物が2つも見られる豊田市にぜひ遊びに来てください。
 
 

設計 三宅

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