尾道2025.07.09

前回のブログで下瀬美術館について書きましたが、今回はその続きを。
 
下瀬美術館見学のあと本来の目的地の尾道へ向かう道中、呉に立ち寄って海上自衛隊呉資料館「愛称:てつのくじら館」と大和ミュージアムへ行きました。
 

 

到着前から大きな潜水艦が目に入り、その迫力に圧倒されます。
潜水艦内部も隣接する資料館も入館無料で、膨大な展示物と潜水艦内部の見学はぜひ体験していただきたいものです。
大和ミュージアムは戦艦大和の模型が有名ですが、戦争の悲惨さ、命の尊さを考えさせられる貴重な資料で埋め尽くされています。広島へ行く機会があれば原爆ドームとあわせて一度は見ていただきたい施設です。
 

 

本題に戻りますが、今回は尾道の商店街にある飲食店を見に行くことが本来の目的です。
とある施設の設計で、建物コンセプトにイメージがぴったりだったのです。その施設とは尾道本通り商店街にある高原誠吉食堂です。
 

通りから見る外観からは想像できない屋内空間の造りを実際に見てみたいと思い訪れました。
古い木造店舗を改装した建物は内に大きく開いた空間で、土壁や梁丸太が魅せる内装はとても魅力的でした。
エントランスの天井が低く抑えられた造りで、内部に入った時に広がりを感じさせる工夫もとてもよかったです。外から見るより広く感じられるお店でした。
 
 

 

 

 

 

尾道の商店街のお店が閉まる時間は早く、付近を散策していたところ、住宅街であたたかな光をこぼす古い建物が目に入りました。古い洋館建築で、元は産婦人科だった建物の一部を改装して古書店が営まれていました。
 
 

古書店を軌道に乗せるために励んでおられる、若い店主と少しお話ししました。日中は別の仕事をされており、夕方から趣味的に古書店を始められたようです。
尾道に行かれたら浜の小路をぜひ散策してみてください。
 

 
 

設計 西村

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