インターンシップの同行と現場見学で発見!デザインと機能性の魅力2025.11.05

阿部建設では、定期的にインターンシップを開催しています。
採用活動の一環として、また、阿部建設のことはもちろん建築業界についても知ってほしい!という思いから、学生さんとの交流の場を設けています。
今回のインターンシップは3日間にわたって行われ、3名の高校生が参加してくれました!
私にとっては入社後初めてのインターンシップです。会社のことをより深く知る機会になることを楽しみに、この日を迎えました。
 
3日間のうち、私が参加したのは、初日と最終日。
初日は本社でオリエンテーションを行い、その後、現場見学へと向かいました。
今回の現場は、設計の佐藤が手がけた物件です。
まだ壁紙が貼られておらず、キッチンや畳なども搬入されていない空間は、遮るものがなく、建物の内部に抜け感もあってとても広く感じられました。
 

佐藤が設計ポイントを丁寧に説明しながら、みんなでぐるりと室内を巡っていきます。
1階の玄関付近には冬物のコートなどをかけておける大きな収納。
リビングの畳コーナーの横には、まるで秘密基地のような集中して作業ができそうな書斎がありました。
 
思わず「おぉ!」と思ったのは、エアコンダクトの点検口です。
周囲の壁と完全に一体化しており、どこにあるのかわからないほど自然に溶け込んでいて、細部までデザインの配慮が行き届いていることに感動しました。
 
2階には小上がりスペースがあり、隣はインナーバルコニーへと続く間取りです。
夜にゆったりとした時間を過ごせるよう設計されているそうで、ご家族が楽しく過ごす団らん時間がイメージできました。
 
また、この物件の特徴のひとつに、角が丸く仕上げられた“R形状”の壁や天井があります。
たとえば、階段を上がってすぐの場所にあるファミリークローゼットの部屋の角も人が通りやすいよう“R形状”に。
丸みがやわらかな景色をつくり、ここでもデザインと機能性の両立がされていました。
 

まだ工事の途中ではありましたが、設計者の話を聞きながらの「ルームツアー」は、完成後はもちろん、その先の暮らしまでも想像できるものでした。
現場を後にして、大森ウッドタウンへ。
モデルハウスを見学し1日目を終えました。

 
最終日の3日目は、カンファレンス体験です。
阿部建設の“カンファレンス”とは、お客様一組に対して複数のスタッフがそれぞれの視点からプランを考え、意見を出し合いながら一つの最適な提案へとまとめていく作業のことを指します。
営業から設計、施工、引き渡しまでを行う担当一貫制を採用しているため、このカンファレンスはとても大切な場。
複数の設計スタッフが自分なりのプランを持ち寄り、「お客様にとって本当に良い住まいとは何か」を多角的に考えながら形にしていくことで、お客様のご要望や意図を正確に反映したご提案につながります。
▶︎詳しくはこちら
 
この体験では、実際に設計した住宅を題材にして、お客様の要望や条件にあう住まいを自由にプランニングしてもらいます。
最初に基本的な情報(敷地や要望など)を共有したあと、学生さんには時間いっぱいまで自由にプランを練ってもらいます。
 

夕方のプレゼンテーションと講評まで、黙々と机に向かう学生の皆さん。
完成したプランもどれも個性豊かで、発想力にあふれていました。
たとえば、中庭を設けて家全体に光が届くようにした明るく開放的な空間。
玄関から子ども部屋までの動線上にリビングを配置して、自然と親子のコミュニケーションが生まれるよう工夫した設計など、どれも「実際に住んでみたい!」と思わせる提案ばかり。
 
家の向きや配置、空間の活かし方など、自分では思いつかないようなアイデアばかりで、柔軟な発想に感心しつつ、多くのことを学ばせてもらいました。
 
今回のインターンシップに参加して、一つひとつの家づくりの中には設計士の発想や工夫がたくさん詰まっていることを改めて実感しました。
実際にその現場を見て、体験できたことはとても貴重な経験でした。
参加してくれた学生の皆さん、本当にありがとうございました!

 
 

広報 栗瀬

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