ハムスターの住まい2025.02.05

こんにちは。
今回は、我が家のハムスターの住まいについて思うことがあったので書いてみようと思います。
私の過去のブログで下記のようにご紹介しました。
 
「現在、我が家には三人のこどもがいます。長男(中2)、長女(小四)、次女(年長)です。」
我が家は妻を含めた五人家族です。まぁ妻から見れば私も大きなこどもらしいですが(笑)。
そして、実はそこにもう一人「家族」がいます。
ゴールデンハムスターです。
 
ゴールデンハムスターの寿命はだいたい2~3年だそうですが、うちのハムスターは生まれてからすでに2年ほど経っており、だいぶ老衰が進んでいます。
最近調子が悪く、初めて病院に連れて行きました。
うちのハムスターの名前は「まろ」というのですが、予約の電話でハムスターの名前を聞かれるだけでなく、うちの苗字も聞かれ、「中村まろちゃんですね~」と電話口で話していました。そうした対応に少し驚きましたが、改めて考えるとペットの家族化が進む昨今では、当たり前の表現なのかなと思います。
 

10年くらい前に、ゴールデンハムスターより一回り小さいジャンガリアンハムスターを飼っていました。その時に使っていたゲージや回し車を今回のゴールデンハムスターにも使えるかなと思っていたのですが、体のサイズが違うので、ゲージは見るからに狭そうで、回し車も動き辛そうでした。
 

そこで、うちも「ハムスターにもぜひ快適な家に住んでもらいたい」と、設計の私は職業柄思うわけです(笑)。そこから試行錯誤が始まりました。
普段のお仕事では、お客様とお話する中で、真意を汲み取ってお住まいを提案させていただきたいと思っておりますが、言葉を話せないハムスターに対しても行動や表情の変化を読み取り、その想いを掬い取れたらなと思いました。
ゲージと回し車を買い替え、紙の箱や紙コップや段ボールで遊び場、隠れ場を作り(あえなく破壊されましたが…)、かじるための木の枝、へちま、角材等もいろいろ試しました(見向きもしないものもありました…)。ゲージ内に敷き詰めるおかくずや、寝床に利用する綿や麻も何種類も試しました(夜寝る前に綿をあげておいて、次の日の朝には寝床にセットしてあるのを見ると、ハムスターのDIYも捨てたもんじゃないなと思います)。
 

 
ある日からゲージの一部を噛み始めました。活動的なハムスターには良いだろうと上下に動き回れるように二階式の床があったのですが、その端をかじり始めました。ジャンガリアンの時はなかった行動でしたが、いろいろ調べると外に出たがるよくある行動らしいです。どう見ても「外に出せー」と言っているようにしか見えませんでした。
もちろんちょくちょく外に出してお散歩させたり、食べ物をあげたりしていましたが、異常と思えるほどで、起きてるときはずっと噛んでた時もありました。
 

その時は、角材でとおせんぼしたり、ムヒなどを塗って無理やり噛めなくしました。この対応は、こちら(人間)の条件反射かもしれません。
飼い主が近づくとゲージを噛む、という行動もあるらしいです。うちもその例に漏れず、ゲージ横のソファに私が座るとハムスターがゲージを噛みはじめるので、一時私はリビングのソファに座ることを禁止されていました(泣)。
 

使わなくなったゲージですが、使っている側のゲージを週一回掃除する際は、避難先として利用しています。離れみたいなものですね。写っている箱は私が作りました。一部破壊されております…。
 

ハムスターは言葉を話しません。
しかし、ハムスターの生活を観察し、私自身の視点や価値観を相対化し、快適な住まい作りを目指しました。家族の一員として彼の生活がより豊かになっていたらと願うばかりです。
もしうちのハムスターが話せるなら、私のハムスターに対する家づくりが何点だったか、ぜひ聞きたいなぁと思うところです。
 
日々の業務の中でも、阿部建設に期待して来てくださったお客様とお話をすることで、家づくりに対する有形無形の想いを掬い取り、良い住まい、良い暮らしをお届けしていきたいと思っています。
お会いした時はよろしくお願いいたします。
 

 
 

設計 中村

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