8月7日、鈴起建設・安井工務店・阿部建設による合同業者会「名工会」が主催する地域交流会を開催しました!地域の皆さんとの交流の場としてすっかり定着し、おかげさまで今年で16回目を迎えることができました。
昼の部では恒例となった「夏休み子ども木工教室」を、夕方の部では業者会の懇親会として、BBQを行いました。
実は開催数日前から心配していたのはお天気。
雨予報が出ており、「やむなく中止せざるを得ないかもしれない…」と思いながら準備を進めました。
開催当日は、午前中にかなり激しい雨が降り「本当にできるだろうか…」と不安になりながらも、午後の会場設営の時間までには雨が上がり、無事に開催することができました!
天候にも恵まれ、参加者の皆さまにも安心して楽しんでいただけて本当によかったです。
今回の木工教室では、小学生の皆さんと「おもちゃ入れ」の製作に挑戦しました。大工や電気、水道、サッシ、建具といった住宅づくりを支えるプロの職人たちが先生となってサポートします。
完成までには約60本もの釘打ちが必要で、真夏の暑さの中で大変な作業となりましたが、子どもたちは一心にトンカチを握りしめ、最後まで諦めずに作業に打ち込んでいました。
水分補給や休憩用にかき氷も用意していましたが、それには目もくれず夢中になって釘打ちに取り組む子もいて、その真剣な姿がとても印象的でした。
酷暑のなかでの開催ということもあり、今年はテントや扇風機に加えて万博会場でも採用される本格的なミスト設備も導入し、気化熱による涼しさで子どもたちやスタッフも快適に過ごすことができました。
工作を終えたあとは、輪投げでお菓子を獲得するゲームも楽しみ、子どもたちは時間いっぱい笑顔で過ごしてくれたと思います。
阿部建設の仕事は木造住宅が中心であり、大工は欠かせない存在です。
かつては「なりたい職業」の上位にあった大工ですが、昨今はなり手が減り、職人不足が深刻な課題となっています。
今回のような木工教室を通じて、ものづくりの楽しさに触れた子どもたちの中から、将来「大工になりたい」と思ってくれる子が一人でも生まれることを願っています。
それこそが、私たちが大切にしている地域社会への貢献であり、未来を担う人材を育てるきっかけづくりでもあると考えています。
さて、夕方からは懇親会のBBQがスタートです!
今回のイベントは、名工会の役員を中心に協力業者の皆さまと一丸となって企画・準備を進めてきました。
暑さ対策や会場設営、運営の細かな段取りまで、陰で支えてくださった役員やスタッフの尽力があってこそ、成功に結びついたものです。
私自身も役員および運営スタッフとして、準備や当日の進行に携わり、多くの方々の協力を肌で感じることができました。
そうした労をねぎらいつつ、日頃は現場で共に汗を流す職人たちと、仕事とは異なる場所で交流を深められたことで、より強い絆を築くことができました。
地域の子どもたちにものづくりの楽しさを伝え、協力業者の皆さまと親睦を深めるこの交流会は、私たち阿部建設にとって単なる行事ではなく、地域社会と共に歩み、未来の暮らしを支えるための社会貢献活動の一環です。
今年も多くの笑顔に出会えたことを心から嬉しく思い、ご参加いただいた皆さま、そして運営に尽力してくださった名工会役員・スタッフの皆さまに心より感謝申し上げます。
来年もまた、さらにパワーアップした「夏休み子ども木工教室」と地域交流会を開催する予定です。
皆さまとお会いできることを、今から楽しみにしています。
工事部 戸松