みなさんこんにちは!設計の磯村です。
最近はこれまでの酷暑とはうって変わり、涼しい日が多くなりましたね。
秋の訪れを感じるとともに、涼しくなるとどこかへお出かけしたくなります。
そこで今回は、先日阿部建設のメンバーと休みを合わせて行ってきた大阪・関西万博についてのお話です。

10月13日に閉幕した大阪・関西万博。
みなさんは会場へ足を運ばれましたか?
最新の来場者分析を見ると、居住地別の人口あたり万博来場者数は、関西では大阪府が12,685人と最も多く、関西以外は東海が最も多かったそうです。
(参照:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社/ 【速報】 2025年大阪・関西万博の来場者分析(国内居住者)より)
閉幕間際まで大変な盛り上がりをみせていましたね。

さて当日は、近鉄名古屋駅から出発する「特急ひのとり」に乗車し会場へ向かいました。
プレミアムシートはほぼフラットまで座席を倒すことができたため、移動中も快適に過ごすことができました。

難波駅で乗り換えていよいよ夢州の会場へ!
海に囲まれた埋め立て地なので、海のにおいと街のにおいが混ざった“海上都市”らしい独特な空気が漂っていました。
やっぱりいいですね。万博にきたなという実感が湧きます。
エントランスから会場に入ってすぐ目に飛び込んできたのは、巨大なエリンギのような建物!

まるでゲーム「エルデン〇ング」の世界に入り込んだかのような非日常感に包まれ、一気に万博ムードが高まりました。

そしてこちら、会場をぐるっと囲む大屋根リングもやはり圧巻でした。
「住宅では考えられない梁の飛び方だな~」
「あそこがジョイントになっているから解体する時はあそこを外してから~」
などと会話を楽しんでいた我々。職業病でしょうか(笑)

さて、パビリオンで最初に狙ったのはクウェート館です。
実物の砂漠の砂を触れると聞いて一目散に向かいました!

が、既に大行列でしたので断念…。
サウジアラビア館に向かうことにしました。

印象的なこちらの建物。サウジアラビアの街並みを再現しているようです。
サウジアラビア館では、サウジアラビアの伝統工芸と日本の伝統工芸を融合させた展示がありました。
今回の万博でしか公開していないそうで、とても貴重な作品です。
仕事柄、組子細工ならときたま見かけるのですが、他の国のテイストが加わっていることはとても珍しく、思わず見入ってしまいました。


また、現在建設中の直線型スマートシティ「THE LINE」のVTRも上映されており、かつての閉鎖的な印象から大きく変化を遂げたサウジアラビアの姿を感じることができました。
2030年にはサウジアラビアで万博が開かれるようです。
是非とも訪れてみたいですね。

サウジアラビア館を出たあとは昼食を取り、大屋根リングをぐるっと散歩しました。

大屋根リングの上は海風が気持ちよく、各国の多種多様なパビリオンの外観を眺められ、とても楽しい散歩でした。
多くのパビリオンは解体の予定で、大屋根リングの一部などは残る予定と報道にありましたが、何をどの程度残すなど詳細はまだ決まっていないとのこと。
見ているだけでも楽しめる個性あふれる建物たちの多くが壊されてしまうのは、もったいないようにも感じてしまいます。
その他にもさまざまなパビリオンに行きましたが、それはまた別の機会でご紹介したいと思います。
設計 磯村